【動画メニュー】桐蔭学園、最高基準のジミ練[9] オフロード
実戦をメージする
サポートが少し遅れた場合や、相手のタックルが強く、キャリアが倒されてしまった場合に、どんな対応をするか。バタンと倒れてしまえば相手のジャッカルの餌食になるため(写真のイメージ)、まず、ボールを体と地面で挟む。次に、前進の勢いがあればロールをして、ディフェンスの手がボールにかからないよう、時間を稼ぐ。
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MENU D-05 オフロード・倒れてゴロゴロポップplus判断
やり方
・同じく味方がやや遅れた想定
・サンド、ゴロゴロのあとのポップパスを「2人目」のサポートへ
あえて、深い方のサポートにパスする
なるべくラックを作らない。「死に体」にならずにボールをつなぐ。ここでは、倒れた後のポップパスを、直近の選手ではなく、あえて2人目の選手に。2人目は位置が深い分、スピードを持って入ることができる。さらに1人目の選手がデコイ(おとり)の役割を果たし、ただつなぐだけでなく、さらに大きなチャンスになる。
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桐蔭WORDS まとめ・ジミ練は、本人のイメージ次第で大きな成長に
前回の花園決勝、後半のキックオフを取った安達(トップ写真)は、彼は高校からラグビーを始めた選手です。最初は上のボールには全然強くなかった。ただ、このような地味な練習を、自分なりにイメージしてコツコツと積み重ねることができる選手でした。2年半がたって、ハイボールは彼の大きな武器になっていました。それが試合の流れも左右しました。
ハイボールの練習は、桐蔭では10年ほど前から取り組んでいます。これは、7人制をヒントに構築してきたスキルです。チームの戦術を理解し、イメージができれば、次mな練習こそが選手として大きな糧になります。今、選手の皆さんには厳しい状況が続いていると思いますが、こうした練習が実を結ぶと信じて、できることをやっていきましょう。
監修・藤原秀之▼桐蔭学園監督
(おわり◎取材・文/成見宏樹 写真/長岡洋幸)