野武士生活短かった南アとNZの大物 元7人制日本代表の百武とツポウもパナソニック退団
ジャパンラグビートップリーグのパナソニック ワイルドナイツは6月29日、2019-2020シーズンをもって退団することが決まった8選手を発表した。
昨年のワールドカップ後に加入し、ワイルドナイツの王座奪還のために期待されたビッグネームたちにとっては、新型コロナウイルスの影響でトップリーグがわずか6ラウンドで中止となったため、短い滞在となった。
南アフリカ代表CTBとしてワールドカップ優勝を成し遂げ、ワイルドナイツでも背番号12をつけ奮闘したダミアン・デアリエンディ(28歳)は、アイルランドのマンスターに2年契約で移籍することが5か月前に決まっていた。
ニュージーランド代表LOとして117キャップを誇るサム・ホワイトロック(31歳)は、もともと1季限定ということで日本でのプレーが認められた選手であり、帰国後、古巣のクルセイダーズに戻って現在開催中のスーパーラグビー アオテアロアに出場している。
そして、7人制日本代表に選ばれたことがあるCTB百武優雅(30歳)とFL/NO8ツポウ テビタ(28歳)も退団が決定。
7年在籍した百武は、「素晴らしいチームで7年間チャレンジできたことを誇りに思います。試合に出られない時間の方が長かったのですが、いつもグラウンドで『応援してるよ』と声をかけてくださったファンの皆さん、その一言が僕のエネルギーになりました。ありがとうございました!」と感謝を述べた。
今年はサンウルブズに加わってスーパーラグビーに挑戦する機会を与えてもらったツポウも、ワイルドナイツでの5年間を貴重な財産とする。「ファンの皆さんの応援があったからこそ、ここまでやってこれました。ありがとうございました。一緒に戦ってきたパナソニック ワイルドナイツのスタッフ、そしてチームメイトも今まで一緒にラグビーしてきたことを誇りに思います!」とコメントした。
そのほか、ニュージーランド出身のPRクリス・キング(39歳)とWTBジョーダン・ラパナ(30歳)、アイルランド出身のFL/NO8ハリソン・ブリューワー(25歳)、フィジー出身のWTBフィリモニ・ワンカイナベテ(23歳)が1シーズンのみで退団となった。