海外 2020.05.22
違反降格で移籍市場注目のサラセンズ W杯準優勝戦士と欧州最優秀選手が日本のチームに加入か

違反降格で移籍市場注目のサラセンズ W杯準優勝戦士と欧州最優秀選手が日本のチームに加入か

[ 編集部 ]
左からビリー&マコのヴニポラ兄弟、そしてオーウェン・ファレルもサラセンズ所属(Photo: Getty Images)

 同じくイングランド代表の主力選手であるヴニポラ兄弟は、トンガにルーツがあり、ニュージーランドで生まれた兄のPRマコ・ヴニポラとオーストラリア出身の弟ビリー・ヴニポラは南半球のスーパーラグビーに参戦するのではないかと一部メディアで報じられた。しかし、弟はサラセンズ残留を明言。兄はまだ契約を更新していないが、近年はけがが多いこともあり、他クラブへは移らず来季は体を回復させるためのシーズンになりそうだ。

 ワールドカップ決勝で先発したHOジェイミー・ジョージとユーティリティBKエリオット・デイリーも残留が確認された。

 スコットランド代表であるWTBショーン・マイトランドはグラスゴー・ウォーリアーズへの移籍が噂されたが、サラセンズと新たに2年契約を結んでいる。

 その一方で、ワールドカップ準優勝メンバーでもあるHOジャック・シングルトンはグロスターへローン移籍し、同じく銀メダルに輝いたSHベン・スペンサーはバースへ移ることになりそうだ。
 今年のシックスネーションズでイングランド代表デビューを果たした22歳のFL/NO8ベン・アールは1年ローンでブリストル・ベアーズに加わる。

 ウェールズ代表のWTB/FBリアム・ウィリアムズはシーズン途中の今年2月にスカーレッツへ移籍。
 昨年のワールドカップで南アフリカ代表PRとして決勝の舞台に立ち、栄冠に輝いたヴィンセント・コッホはサラセンズのライバルチームであるセール・シャークスが獲得に動いている。
 元オーストラリア代表のLOウィル・スケルトンはフランスのラ・ロシェル入りと伝えられており、今年ウェールズ代表デビューを果たしたCTBニック・トンプキンズをめぐってはドラゴンズとカーディフ・ブルーズが争奪戦を繰り広げている。

豪代表復帰を望む声も多いジャイアントロックのウィル・スケルトンもサラセンズ退団へ(Photo: Getty Images)

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