国内 2020.05.14

W杯優勝遂げた南アの最強NO8フェルミューレン、クボタ退団。

[ 編集部 ]
W杯優勝遂げた南アの最強NO8フェルミューレン、クボタ退団。
クボタスピアーズで2季プレーしたドウェイン・フェルミューレン(撮影:阿部典子)


 ジャパンラグビートップリーグのクボタスピアーズは5月14日、南アフリカ代表でもあるドウェイン・フェルミューレンなど10選手が2019-2020シーズンをもって退団することを発表した。

 身長193センチ、体重118キロのハードワーカーで、世界最高のナンバー8のひとりと呼ばれるフェルミューレンは、2018年にスピアーズに加入し、トップリーグで奮闘。南ア代表“スプリングボックス”では54キャップを重ね、昨年のワールドカップではフィールドの内外で力強いリーダーシップを発揮し優勝に大きく貢献した。
 南アメディアの『Rapport』によれば、フェルミューレンが日本でプレーしている間、母国でビジネスをしている妻と2人の息子はケープタウンで暮らしていたため、大切な家族のことが退団を決めた大きな理由としている。
 7月に34歳の誕生日を迎えるフェルミューレンだが、スプリングボックスの一員として来年に予定されているブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの戦いに意欲を見せているといわれており、帰国後はブルズに所属してさらなる活躍を目指す。

 そのほか、元セブンズ日本代表のNO8四至本侑城(31歳)とFL萩澤正太(30歳)、元ジュニア・ジャパンのLO新関世志輝(30歳)とLO孫昇己(25歳)、副将としてもスピアーズを引っ張った経験があるWTB伊藤有司(33歳)、トップリーグリーダー会議代表を務めたこともあるFL稲橋良太(31歳)、9年在籍したWTB田中健太(32歳)、7年在籍したPR古賀太貴(31歳)、3年在籍したSO川向瑛(25歳)もクボタスピアーズ退団が決まった。

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