海外 2020.05.12

豪代表ビールはフランス行き決断 ワラターズからラシンへ移籍発表

[ 編集部 ]
豪代表ビールはフランス行き決断 ワラターズからラシンへ移籍発表
昨年のワールドカップ日本大会では準々決勝を含む5試合で奮闘したカートリー・ビール(Photo: Getty Images)


 フレンチクラブのラシン92は5月11日、来季へ向け、オーストラリア出身の世界的スターであるカートリー・ビールを獲得したと発表した。2年契約。さらに、オーストラリア代表として6キャップを持つルーク・ジョーンズもパリを拠点とするラシンへの来季入団が明らかとなった。

 創造性豊かな万能選手である31歳のビールは、フルバック、センター、スタンドオフでプレーでき、オーストラリア代表として92キャップを獲得、ワールドカップは3大会(2011、2015、2019)に出場するなど、国際経験も豊富だ。スーパーラグビーではワラターズに長年在籍し、レベルズ時代を含めて通算160試合以上に出場している。2016-2017シーズンはイングランドのワスプスに所属しており、4季ぶりのヨーロッパラグビー参戦となる。

 29歳のロックであるジョーンズは2016年から3季、ボルドー・べグルでプレー経験があり、フランスは慣れ親しんだ土地だ。

 新型コロナウイルスの影響で世界中のラグビーは中断を余儀なくされたが、感染が収束して6月13日のゲーム再開を決めたニュージーランドに続き、オーストラリアラグビー界も7月上旬キックオフを目標とする国内大会を計画しており、ビールはワラターズのジャージー姿で、ジョーンズはレベルズで、移籍前最後のプレーが期待されている。

ワールドカップスコッド入りは逃したが、昨年も豪代表でプレーしたルーク・ジョーンズ(Photo: Getty Images)

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