国内 2020.05.04
今は、アタマの部分を鍛えています。新・都立大ラグビー部の取り組み。

今は、アタマの部分を鍛えています。新・都立大ラグビー部の取り組み。

[ 見明亨徳 ]
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 都立大の練習や試合映像を見た藤森氏は、「ラグビーをまだ知らないという感じでした。対戦相手も見ると僕が持っている戦術や戦略を駆使すれば、このリーグ(3部)で1位を狙えるだろう。ラグビーの原理原則、構造の理解をしっかりやっていければ勝ち星を拾っていける。そのために必要なスキルを学生に提供していく」。

 ラグビーの全体練習は、今はできない。「他のチームは(オンライン機器を使い)トレーニングしているところもある。自分で目標を立ててください。それを週1回のミーティングで確認できます。自分で立てることに意味があるので」。福原主将は「ナショナルチームレベルの試合映像を見ています。筋トレも」と実践する。

 今季の都立大ラグビースタイルはどうなるか。藤森氏は早大学院―早大で大西鐵之祐氏の「接近・連続・展開」を学んだ。大学1・2年時は清宮克幸監督、3年から大学院時に中竹氏と良き指導者の理論を会得している。「ラグビーのプレー哲学は、ボールを動かして外に展開することを重視しています。広く人を立たせて相手の幅を広げて自分たちが優位なポジショニングをとっていく、というコンセプトです」(藤森氏)。

 練習は緻密におこなう。「練習で50%ミスするように作ります。たくさんミスしてくれと言っています。日本一、ミスしましょう。そのミスを練習で学んで話し合い埋めていく。ミスしないときは僕の練習が悪かったと話します。ミスした相手を否定しない。組織のリーダーの僕がそういう姿勢を見せないと『ナイスチャレンジ』と言えない。チャレンジできなくなってしまう」。

 その成果は「2部昇格をして、その喜びを同期、後輩、マネージャー、コーチ全員で喜びあいたい」(福原主将)とする。

早くグラウンドへ戻りたい。都立大の部員と藤森HC(写真提供:藤森啓介氏)

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