国内 2020.01.22
「明治の文化、積み上げる」。明大ロック片倉、次年度への意欲

「明治の文化、積み上げる」。明大ロック片倉、次年度への意欲

[ 編集部 ]

「幼稚園の時にラグビーを始めて、引っ越しなどもあって一度ラグビーはやめています。中学に入る時にも自分はそれほど意欲的ではなかった気がします。ただ、メイジのラグビーに対する憧れはいつもあった」

高校、大学でプレーを続けることになったのは、先輩が熱心に誘ってくれたからだった。大学入学時は、1学年上で同じ高校(明大中野)の、PR笹川大五の存在が大きかった。「4年でなんとか紫紺(ファーストジャージー)が着られれば…と思っていた」

 一方で、高校時代から興味があったのがラインアウト。実直で優しい性格とは裏腹に、ゲーム上の駆け引きには興味と、センスがあった。この領域でなら、自分でもチームに貢献できると感じてやってきた。それだけに早明決勝で力が出せなかったのは悔しい。

「ハーフタイムには修正したのですが、後半、早稲田ボールのラインアウトは一本もありませんでした」

 次は最高学年。悔いは来年への意欲につながっていく。

「こんなにいいチームなのに、勝てなかった。ただ、明治は一昨年、去年といい文化を積み上げていると思います。来年は龍雅(箸本)が中心になるのではと思いますが、いいチーム、今度こそ隙のないチームを自分たちが作りたい」

*早明決勝のレポート、両校の後日インタビューなどは、1月24日発売のラグビーマガジン2020年3月号に詳しく掲載。

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