その他 2020.01.16
佐々木隆道が考案&実演! 「ラグッパ」は人と人をつなぐラグビー体操

佐々木隆道が考案&実演! 「ラグッパ」は人と人をつなぐラグビー体操

 国歌で世界をもてなすプロジェクト「スクラムユニゾン」で中心的役割を担ってきた兄の村田匠さん(カルナバケーション)が「ラグッパたいそう」の作詞・作曲・ナレーションを、そして母でNHK「おかあさんといっしょ」の元“うたのおねえさん”(第14代)という経歴を持つ歌手のしゅうさえこさんがその歌唱を担当した。もちろんいずれも熱狂的なラグビーファン。ナレーションやワイプでの解説を加えるなど、動画としての完成度を最大限まで高めた立役者だ。

「ラグッパたいそう」を作詞・作曲した村田匠さん(左)と歌唱担当のしゅうさえこさん。親子による共作だ。

「最初に体操の動きだけをいただいて、踊りを付ける過程で音楽の構成的にこう作りたい、あるいはこういう振り付けもほしいといった逆提案もしながら制作しました。サビが欲しいという話にもなり、『ラグラグラグ、パッパッパ』というサビをその場で作って伝えたりもしました。キャッチーな部分があるとそこだけ繰り返して歌われるので、それって大事なんですよね。最初、誰が歌うかは決まっていなかったんですけど、“ピアノ”と“歌”というシンプルな編成の中でも、声に情報量や説得力がある方にお願いしたいと思っていたんです。さえこさんにダメ元でお願いしちゃいました」(村田匠)

「歌う上で意識したのは、活力と、言葉をとにかくしっかりと伝えたいということですね。たとえばキックの『ねらいすましたら』はやはり“ゴールに向かって集中して狙いすます”という場面をイメージしましたし、『やさしく投げよう』とか『5点入るよ』とか、どの言葉も一つ一つが大事なので、思いを込めて歌いました。子どもの歌もそうですが、こういう歌は音符が詰まっていない分、自然と一個一個の音符に思いが乗ります。それが一曲の重みになりますし、歌っていて楽しかったです」(しゅうさえこ)

 ラグビーを通じて人と人とをつなぐ社会へ。そしてその思いの結晶である「ラグッパ」をラグビー仲間や様々な道のプロフェッショナルとともに作り上げた佐々木隆道。ピッチ内はもちろんピッチ外での活躍にも注力するシーズンが始まろうとしている。

(齋藤龍太郎)

■ラグビー体操「ラグッパ」問い合わせ先
contact@rugppa.com

PICK UP