国内 2020.01.01

3冠狙う桐蔭学園が浦和を圧倒 京都成章は堅守の石見智翠館倒し8強入り

[ 編集部 ]
3冠狙う桐蔭学園が浦和を圧倒 京都成章は堅守の石見智翠館倒し8強入り
躍動する桐蔭学園の飯塚稜介。追うのは浦和のNO8松永拓実主将(撮影:松本かおり)


 2020年のオリンピックイヤーに初日が昇り、高校生ラガーマンたちの憧れの聖地、花園ラグビー場では第99回全国高校ラグビー大会の3回戦がおこなわれた。
 第1グラウンドでは、春の選抜大会、夏の7人制大会に続く3冠を狙う桐蔭学園高校(神奈川)が、1回戦から勝ち上がってきた埼玉県立浦和高校を78-5と圧倒。第3グラウンドでは、桐蔭学園と同じくAシードの京都成章高校(京都)が石見智翠館高校(島根)に24-15で競り勝った。

 桐蔭学園は前半2分、SH島本陽太が敵陣10メートルライン付近から抜けて走り切り先制。7分にはブレイクダウンでターンオーバー後、速いテンポで攻め上がり、WTB飯塚稜介が力強い走りでディフェンダーを振り切り連続トライとなった。12分にはLO渡部創太郎がビッグゲインで敵陣深くに入り、クイックリサイクルからFB秋濱悠太がフィニッシュ。15分には高校日本代表候補の2年生NO8佐藤健次がダイナミックな走りを見せ、会場を沸かせた。
 桐蔭学園は敵陣でプレーする時間が長く、浦和がボールを手にしても激しくプレッシャーをかけてターンオーバーし、完全にゲームを支配した。計12トライ。

 敗れた浦和だが、後半11分、敵陣10メートルのラインアウトからモールを組んで大きく前進し、バックスも加わって押し続け、インゴールになだれ込み、優勝候補からトライを奪って大きな拍手を浴びた。

PICK UP