U18花園女子15人制は西軍が快勝　石見智翠館勢が活躍

　第99回全国高校ラグビー大会が12月27日に東大阪市花園ラグビー場で開幕し、第1グラウンドでは開会式のあとU18花園女子15人制の試合がおこなわれ、西軍が31－0で東軍を圧倒した。

　西軍は前半3分、すばやい展開からCTB麻田瑞月（京都成章高）が抜け、パスをもらったWTB芳山彩未（石見智翠館高）がゴール前までゲインしてオフロードでSH北岡奈央（石見智翠館高）につなぎ、先制した。

　東軍はFL向來桜子（関東学院六浦高）が激しいタックルをするなど、しぶといディフェンスを見せていたが、西軍は10分、敵陣深くのラインアウトからモールを組み、持ち出したNO8鈴木侑晏（石見智翠館高）がパワーでゴール右隅に突っ込み、追加点を挙げた。FB今釘小町（石見智翠館高）は厳しい角度からのコンバージョンを成功。

　ハーフタイム前にはWTB芳山がタックラーを外し、サポートしたCTB下村理紗（石見智翠館高）が好走、FL長利奈々（石見智翠館高）につながりトライが生まれ、19－0で折り返した。

　西軍は後半7分にもオフロードなどでつないだボールをFL長利がフィニッシュ。ディフェンスも堅く主導権を握り続け、17分にはFB今釘がキックを使った個人技でトライを奪い、快勝となった。