国内 2019.12.21
大学選手権連覇狙う明治が関学にヒヤリ辛勝。天理は流経に逆転勝ち、東海、早稲田も4強入り

大学選手権連覇狙う明治が関学にヒヤリ辛勝。天理は流経に逆転勝ち、東海、早稲田も4強入り

[ 編集部 ]
骨折した眼の周辺を守るためゴーグルをつけてプレーした東海大の眞野泰地(撮影:高塩隆)

 秩父宮での第1試合は、関東大学リーグ戦1部優勝チームの東海大が筑波大(関東大学対抗戦A 4位)と対戦し、24-3で競り勝ち2季ぶりのベスト4入りとなった。

 均衡が破れたのは前半19分だった。東海大がラインアウト後、FLレキマ・ナサミラの突進などでゴールに迫り、密集サイドを抜けたPR中野幹がインゴールに突っ込み先制した。
 筑波大は前半、何度か作ったチャンスでトライは奪えなかったが、ハーフタイム前にSO山田雅也がPGを決め、4点差に詰めて折り返した。

 しかし、東海大は53分(後半13分)、敵陣10メートルライン付近でターンオーバーすると、CTB眞野泰地が無人のスペースにキックでボールを転がし、チェイスに勝ったSO丸山凜太朗がインゴール右隅に飛び込み貴重な追加点となった。
 筑波大は後半も敵陣深くに入ったシーンがあったが、東海大のディフェンスは粘り強く、ブレイクダウンではFLナサミラなどが激しくファイトした。筑波大のアタックに耐えた東海大は78分、ラインアウトからモールで押し込み勝負あり。試合終了前にはナサミラのビッグゲインからSH中村友哉、WTB林隆広とつないでトライを挙げ、次のステージへコマを進めた。

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