オールブラックス新指揮官決定! 8年アシスタント務めたフォスター氏が就任
ニュージーランドラグビー協会は12月11日、同国代表“オールブラックス”の新しいヘッドコーチに、イアン・フォスター氏(54歳)を任命したと発表した。2020年からの2年契約。
フォスター氏は2012年から8年間オールブラックスのアシスタントコーチを務め、2015年のワールドカップ優勝などに貢献してきた。
フォスター氏らとともに働いてきた前ヘッドコーチのスティーブ・ハンセン氏は、最後の指揮と決めていた2019年ワールドカップ日本大会で銅メダルに終わったあと退任し、トヨタ自動車ヴェルブリッツのディレクター・オブ・ラグビーに就任。オールブラックスの新しい指揮官には、日本代表を初のワールドカップ8強入りに導いたジェイミー・ジョセフ氏も有力候補として名前が挙がっていたが、同氏は日本ラグビー協会と新たに4年契約を結んだため、フォスター氏と、クルセイダーズのヘッドコーチとしてスーパーラグビー3連覇を遂げたスコット・ロバートソン氏の2人に絞られていた。
ニュージーランドラグビー協会は、長期にわたる堅実なインタビュープロセスを経て選ばれたとし、ブレント・インピー チェアマンはフォスター氏について「彼は世界クラスの国際経験をこの役割にもたらし、非常に強力なコーチングチームをつくり、素晴らしい仕事をするだろう。オールブラックスの物語が次の段階にうまく行くことを願っている」とコメントした。
フォスター新ヘッドコーチは、「この機会を与えられたことを本当に光栄に思っており、名誉を感じている。チームを注目すべき遺産の次の章に導くのを待ちきれない。謙虚に受け止め、自分の能力を最大限に発揮したい」と決意を述べている。
フォスター氏は選手時代、主にスタンドオフとしてプレーし、ワイカトやチーフスなどで活躍。引退後、チーフスのテクニカルアドバイザーとしてコーチングキャリアを始め、ワイカトやジュニア・オールブラックスでも指導、ハンセン体制のオールブラックスではBKとアタックのコーチを重点的に担当していた。