各国代表 2019.11.20

豪州代表の新ヘッドコーチはデイヴ・レニー! チーフスなどを優勝に導いたNZ人

[ 編集部 ]
豪州代表の新ヘッドコーチはデイヴ・レニー! チーフスなどを優勝に導いたNZ人
豪代表の新HCとなるデイヴ・レニー氏。現在、グラスゴー・ウォリアーズを指揮している(Photo: Getty Images)


 オーストラリアラグビー協会は11月20日、同国代表“ワラビーズ”を率いる新しいヘッドコーチに、現在、グラスゴー・ウォリアーズ(スコットランド)で指揮を執っているデイヴ・レニー氏が就任することが決まったと発表した。グラスゴーの2019-2020シーズンが終わったあと、2020年7月からの3年半契約で、次回のワールドカップ(2023フランス大会)はレニー体制で臨む。

 2014年からワラビーズを指揮してきたマイケル・チャイカ ヘッドコーチは、ワールドカップ2019日本大会で準々決勝敗退に終わったあと、辞任を表明していた。

 レニー氏はニュージーランド出身で、もうすぐ56歳の誕生日を迎える。U20ニュージーランド代表ヘッドコーチを務めていた2008年から2010年にIRBジュニア・ワールドチャンピオンシップ(現 ワールドラグビーU20チャンピオンシップ)で3連覇を遂げ、2012年から6年間チーフスを率いてスーパーラグビー連覇(2012、2013年)を達成。2017年からはグラスゴーの指揮官となり、昨シーズンのプロ14で決勝(準優勝)に導いた名将である。

 ニュージーランド人がワラビーズのヘッドコーチになるのは、2008年~2013年に指揮を執ったロビー・ディーンズ氏(現 パナソニック ワイルドナイツ監督)以来2人目。

 レニー氏は母国ニュージーランドの代表チーム、オールブラックスの次期ヘッドコーチ候補としても名前が挙がっていた。

「妻と私はこの数か月間、自分たちの将来を考えるのに費やしてきた。私たちの決定に本当に興奮している」と、オーストラリアラグビー協会を通じてコメントしたレニー氏。「私はプロとして20年以上コーチングをやってきて、どこへ行っても、コミュニティと文化に没頭してきた。ここで変化をもたらすことができると信じている」と語り、ワラビーズ再建に自信をのぞかせた。

PICK UP