ワールドカップ 2019.11.02

ウェールズの闘将アランウィン・ジョーンズ、誇り高きジャージーを着て完全燃焼。

[ 編集部 ]
ウェールズの闘将アランウィン・ジョーンズ、誇り高きジャージーを着て完全燃焼。
ワールドカップの戦いを終え、娘にキスをするアランウィン・ジョーンズ(Photo: Getty Images)


 ヨーロッパチャンピオンとしてラグビーワールドカップ2019日本大会に臨んだウェールズ代表は、3位決定戦でニュージーランド代表に17-40で敗れ、4位で大会を終えた。66年ぶりのオールブラックス戦勝利もならなかった。

「少しボールを保持しようと考えた。スコアにはおそらく反映できなかったが、今日は何も失うものはなかったし、パスを回して大きなインパクトを残したかった」

 アランウィン・ジョーンズ主将は戦いを振り返る。

「もちろん明日も試合(イングランド×南アフリカの決勝戦)があるが、ここまで来てくれたファンのために記憶に残る試合にしたかった。だが残念ながら負けてしまった。それでもこのジャージーを着ることや今夜見せられたものを誇りに思う」

 テストマッチで世界歴代2位の143キャップ(ウェールズ代表:134、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ:9)を重ねた34歳のロックにとっては、これが最後のワールドカップだったかもしれない。

「家族と一緒に味わえたのもよかった。こういった瞬間を大切にしないといけない。すべてが常に選手と家族のためだったし、こういった瞬間をどれだけ楽しめるかだった」

 そして、今年で退任するウォーレン・ガットランド ヘッドコーチにも感謝する。
「このチームの多くの選手が『ガッツ』のもとでキャップ数を重ねた。成功に満ちた12年間ずっといてくれた。こういった形で大会を去りたくはなかったが、彼の残したものはこの試合だけでは計り知れない」

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