目標達成から一夜明けリーチ主将会見 「これがゴールじゃない。次勝ってその次も勝って…」
ラグビーワールドカップで新たな歴史をつくった、スコットランド代表との激闘から一夜明け、「なかなか寝つけなかった」という日本代表のリーチ マイケル主将が14日に会見をおこなった。
「これまでにチームは怖いくらい強くなっている。国民の応援があったからこそ、ここまで強く頑張れている」
プールステージ4戦全勝で悲願のベスト8入り達成。何が良かったのか?
「この4週間のなかで、間違いなくジェイミー・ジョセフ(ヘッドコーチ)が本当に良かった。(開幕戦の)ロシア戦が終わって、アイルランド戦はベストなチームを選んだ。僕がベンチに入ったり、次の試合からダブルキャプテンにしてゲームキャプテンをラピース(ピーター・ラブスカフニ)に与えたり、リーダーシップグループとジェイミーとコーチングスタッフが、アラインメントという言葉すごく大事にしてて、メッセージの一貫性を持った。この4週間を振り返ってみると、ジェイミーがすごく良かったなと思う」
常に、日本の強さを世界に見せたいと言ってきたリーチ。ベスト8入りで、優勝候補がそろうノックアウトステージの戦いに臨むこととなり、準々決勝は最新世界ランキング5位の南アフリカ代表と対戦することが決まった。ワールドカップ開幕直前の9月6日におこなわれたテストマッチで7-41と苦汁をなめさせられた相手だが、リーチは日本代表の成長を強く感じている。
「(プール戦)4試合でプレッシャーにも慣れてきて、注意力も上がってきたので、次、本当にいい勝負になると思う。勝つためにフィジカル、フィットネスよりも、ゲームの運び方が大事になってくると思う。相手の勢いをどうやって止めるか、自分たちの勢いをどう作り出すかが大事になってくる。しっかり勝ってさらに上を目指して、さらに日本の歴史をつくっていきたいと思う。ここから先が大事。これがゴールじゃなくて次勝つことがゴール。次勝ってその次も勝って、全試合勝っていくことが大事」