盛り上がるラグビーW杯日本大会。第一週で観客42万人動員、テレビも高視聴率。
ラグビーワールドカップ2019組織委員会は9月27日、開幕からの1週間で、観客動員数は延べ42万人を超え、1試合の平均観客数は3万5520人を記録したと発表した。開幕戦の日本×ロシア戦は4万5745人を動員。これまでの最多はアイルランド×スコットランド戦の6万3731人だったという。
チケット販売も好調で、現在、販売可能席の97%が販売済みとのこと。
また、無料で試合観戦などを楽しめるファンゾーンは各開催都市の16か所で開かれており、開幕からの7日間で約27万人が来場、開幕戦がおこなわれた9月20日(金)だけでも6万7000人のファンがファンゾーンを訪れた。
◆海外でも高い注目を浴びる放送視聴者数
関心の高さはテレビ視聴率にも表れており、日本×ロシアの開幕戦は、平均視聴率が関東地区で18.3%、瞬間最高視聴率は25.5%をマーク、関西地区では21.0%と高視聴率だった(ビデオリサーチ調べ)。
世界中からも高い注目を浴びており、イギリスの放送局ITVの開幕戦の視聴率は20%を超え、朝の時間帯にも関わらず、瞬間最大100万人もの視聴者数を集めたという。また、イングランド×トンガ戦は瞬間最大470万人、アイルランド×スコットランド戦は瞬間最大320万人もの視聴者数を集めた。さらにフランスでも、フランス×アルゼンチンの試合は瞬間最大310万人の視聴者が試合を観戦した(数字はワールドラグビー調べ)。
◆デジタルコンテンツ/公式SNS
SNS上でも盛り上がっており、#RWC2019(大会公式ハッシュタグ)は世界各地でトレンドランキングに入り、GIPHY(海外で人気のGIFアニメ動画配布サイト)で大会公式GIFアニメ動画(出場チームや選手を取り上げたもの)が一週間で6億2450万回表示された。ニュージーランド代表が9月21日に初めて披露したハカの動画は、日本国内だけで900万回表示されているという。大会公式動画「ラグビーワールドカップデイリー」(毎日1本公開している日本を紹介する動画)は、平均40万人もの視聴者を獲得している。
ワールドラグビーのビル・ボーモント会長は「これは日本の輝かしい瞬間です。壮大なオープニングセレモニー、素晴らしいラグビーのプレー、活気のあるファンゾーン、そしてテレビで、会場でご覧になる観客の皆様、これは素晴らしい大会のスタートです」とコメントした。