セブンズ 2019.07.10

男女7人制日本代表「第一次オリンピックスコッド」発表。メダル獲得計画は?

[ 向 風見也 ]
男女7人制日本代表「第一次オリンピックスコッド」発表。メダル獲得計画は?
左から女子日本代表の稲田仁HC、本城和彦強化委員長、男子日本代表の岩渕健輔HC(撮影:BBM)

 来夏の東京2020オリンピックを見据える男子・女子セブンズ(7人制ラグビー)日本代表は、7月10日、大会を目指す「第一次オリンピックスコッド」とその予備軍にあたる「トレーニングスコッド」を発表した。

 同月は都内で「オリンピックシミュレーション」という名のキャンプを張り、本番までのコンディショニングなどについて予行演習をおこなう。男女とも世界サーキットのワールドシリーズへの常時参加が叶わないなか、秋以降は11月のオセアニアセブンズ(フィジー)など複数の大会で試合経験を積む。

 本城和彦・男女セブンズ日本代表強化委員長によれば、「第一次オリンピックスコッド」は15人制のチームに所属する選手も含めて7人制の活動に専念。「トレーニングスコッド」は各種キャンプごとの招集要請に応じ、存在感をアピールする。両スコッドは今年11月に再度見直される予定だ。

 特に男子では外国籍保持選手を含めた海外出身者が「トレーニングスコッド」入り。当該選手がオリンピック出場に不可欠な日本国籍を得た場合、「第一次オリンピックスコッド」への昇格に近づきそうだ。

 今秋の男子15人制ワールドカップ日本大会に出場する選手の7人制転向へは、「目をつけている選手もいますし、参加したいと言っている選手もいます」と本城強化委員長は言う。

「彼らはワールドカップが終わってから、彼らのコンディションを見ながらトレーニングスコッドに招集し、様子を見ていきたい」

「(さらに男子でいえば)その際オリンピックスコッドに入ったメンバーは2020年1月からの2019年度のトップリーグ(15人制国内最高峰リーグ)には出場をしません。この時トップリーグに参加しながらオリンピックを目指すのは現実的ではないと、トップリーグ側にも話しています」

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