伝統と革新を感じさせる和のデザイン! ラグビーW杯日本大会のチケットデザイン決定
ラグビーワールドカップ2019日本大会観戦チケットのデザインが発表された。世界最高峰のラグビーの祭典、ラグビーワールドカップがアジアで初めて日本で開催されることを記念し、伝統と革新を感じさせ、「一生に一度」の名勝負を期待させるデザインとなっている。
大会組織委員会によれば、コンセプトは“伝統と革新”。伝統あるラグビーや日本の文化の魅力を、斬新なデザインで表現したという。
日本ならではの和紙をモチーフにした柄を表面に採用し、セキュリティ上印刷されるホログラムには、優勝トロフィーであるウェブ・エリス・カップのモチーフが施されている。左側には、大会のブランドカラーにある青、赤、紫の大会イメージグラフィックをベースに、3種のイラストを日本古来の武者絵のタッチで表現している。
金屏風を背景に、日本の伝統的な武者絵のタッチで描かれた多様なラグビー選手は、躍動感にあふれ、迫力あるプレーシーンから日本全国で「一生に一度」の名勝負が繰り広げられることを期待させる。武者絵とは、歴史・軍記物などに登場する伝説的な英雄・豪傑・武将や、その合戦の場面を描いた日本の伝統的な絵画の種類のことで、まさに本大会で生まれる世界中のトップアスリートのパフォーマンスを日本ならではの手法で表現している。
ラグビーワールドカップ2019日本大会のチケットは、購入時に、チケット引き取り方法として配送(紙チケット)か電子チケットのいずれかを選択できるが、現在、購入者の80%以上が紙チケットを希望しているという。チケットは、7月下旬以降順次配送開始を予定。3種類のチケットデザインは購入時に選択することはできず、ランダムに印刷送付される。
なお、電子チケットは9月上旬より公式チケットサイトから表示、印刷が可能となる予定。
ラグビーワールドカップのチケットは同封するに相応しい特別感と格調高さをもったオリジナルウォレットと共に発送される。ウォレットは、高貴な紺色をベースに、表面にロゴとグラフィックをシンプルに配置。チケットに使用している金屏風の雲を施し、チケットと一体感を持たせたデザインとなっている。
内側には、ウェブ・エリス・カップと過去大会の優勝チーム名を並べて表記し、優勝カップの行方を連想させ、大会に向けた期待感を演出している。また、袋部分には、日本を代表する画家の尾形光琳(1658~1716)による「八橋図屏風」(メトロポリタン美術館所蔵)を印象的に配置。チケットデザイン同様、日本で継承されている文化の美意識を国内外の観戦者に紹介する。
ラグビーワールドカップ2019組織委員会の嶋津昭事務総長は、「日本、アジアで初開催となる大会に相応しい、格式の高さとユニークさをあわせ持つ、たいへん美しいデザインに仕上がりました。これは、チケットを手にされるお客様にとって、特別な記念の品、宝ものになるはずです。ラグビーワールドカップ2019日本大会には、世界中から約50万人のラグビーファンが集まることが予想されています。日本中のスタジアムで最高峰のラグビーの試合を楽しんでいただくとともに、このチケットを手に、日本文化を感じていただけることを願っています」とコメントした。