その他
2019.05.24
インゴールで何を話すか。
「TALK&FIX」で、修正力を伸ばす。プレー中のコミュニケーションのヒント
◼️コツは、前半で「集める」、
後半で「まとめる」。
修正のためのよいTALKのコツは、前半で情報を集め、後半でまとめること。そのために、話し合いで心がけることを3つの要素「I−P−A」に分けて考えてみます(「I−P−A」の中身は本誌・図5を参照)。
前半部分で重要なのは「I」。
それぞれの立場やポジションによって、気がつくポイントは違うはず。そして、「だから、もっとこうしたらいいのでは」「あの大会でやったWタックルを思い出そう」といったアイデア(発想)も、なるべく集めておきたい。
後半部分で意識したいのは「P」と「A」。
自分たちのやりたいこと、発揮したい強みなど、修正やプレーそのものの目的に沿ったポイントを心がけると、チームに一貫性が生まれます。
そして、抽出されたポイントが、チームの具体的な行動につながるものであるかをチェックしてFIXを。
例えば、失点後のインゴールで。
その時のデイフェンスが課題なら「もっとプレッシャーかけていこう」では曖昧すぎる。
リーダーは「自陣ゴール前は、必ずWタックルで」といったように、皆がプレーの中で意識しやすいポイントを出せるようにしたいし、メンバーも、そのような言葉に着地できるように、サポートします。
最後には、いろんな情報を出してくれたみんなが「よし! きっとこれでうまくいく」と思えるような言葉が選べたら最高。
さあ、FIXがかかったら、全員でそれをやり切るだけです。
Ready?
*本記事はラグビーマガジン7月号(5月25日発売)を一部再編集したものです