ワールドカップ 2019.05.19
国歌で世界をおもてなし。廣瀬俊朗“キャプテン”率いるプロジェクト「スクラムユニゾン」がキックオフ

国歌で世界をおもてなし。廣瀬俊朗“キャプテン”率いるプロジェクト「スクラムユニゾン」がキックオフ

 最後に、裏方として活動を支える吉谷さんはプロジェクトの意義をこのように説明した。

「話すことよりも歌うことの方がずっと友達ができやすいと思ったんです。それって、戦った相手が友達になるラグビーという競技に近いんですよね。だからラグビーと国歌は非常に相性がいいんじゃないかと思ったんです。10カ国語が話せなくても10カ国の歌は歌えますし、覚えることができます。小さい子でも歌なら覚えられるでしょう」

「スクラムユニゾン」の顔となる3人。左から田中美里さん、代表の廣瀬俊朗さん、村田匠さん(撮影:齋藤龍太郎)
「スクラムユニゾン」の顔となる3人。左から田中美里さん、代表の廣瀬俊朗さん、村田匠さん(撮影:齋藤龍太郎)

 今後も順次、国歌の動画を公開し、各地で活動を行う予定のスクラムユニゾン。歌で世界をもてなし、世界とのつながりを深めていく日本発のこの活動は、ラグビーの枠を超えたレガシーとなる可能性を大いに秘めている。

(文:齋藤龍太郎)

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