国歌で世界をおもてなし。廣瀬俊朗“キャプテン”率いるプロジェクト「スクラムユニゾン」がキックオフ
廣瀬さんをバックアップするのは、ラグビーとゆかりの深い2人のシンガーだ。ひとりは日野レッドドルフィンズFL村田毅主将の兄である村田匠さん(カルナバケーション)。もうひとりはJ SPORTSのテーマソングなどでおなじみの田中美里さん。このふたりが歌唱を担当している、今回のワールドカップ出場国の国歌またはラグビーアンセムの動画が、順次YouTubeにアップされているところだ。動画には歌詞(原語とカタカナ)とその和訳がついており、廣瀬さんと瓜二つの指揮者“トシツァルト”がワイプで披露する豆知識も好評だ。また、彼らに加えてコピーライターの吉谷吾郎さんも同プロジェクト始動時から全面的に関わっている。
まず5月17日(金)の“第一夜”、ワールドカップの日本代表対スコットランド代表戦や決勝戦などのビッグマッチの舞台である横浜国際総合競技場にほど近い神奈川県横浜市のバー「Byrd’s Grill & Bar」で、スクラムユニゾン初のイベントとなるキックオフパーティーが行われた。
70人以上の来客でほぼ満員状態のなか、元日本代表でセコムラガッツのヘッドコーチを務めている三宅敬さんをゲストに廣瀬さん、吉谷さんらとのトークコーナーがスタート。後半は村田さん、田中さんによる歌唱指導のもとニュージーランド国歌「ゴッド・ディフェンド・ニュージーランド」とアイルランド代表のラグビーアンセム「アイルランズ・コール」の練習が行われ、全員で肩を組んでの大合唱に発展。最後は村田さん作曲、吉谷さん作詞のオリジナルソング「スクラムユニゾンのうた」で締めくくられた。
翌18日(土)の“第二夜”は東京都府中市に場所を移し、「Scrum Unison×ラグビーのまち府中 #01 キックオフ&第1回練習会」が開催された。スクラムユニゾンと一般社団法人 府中文化村、ラグビーのまち府中サポーターズとの共催で行われ、ワールドカップ開幕戦の日本代表対ロシア代表戦などが行われる東京スタジアムに近い「府中市市民活動センタープラッツ」には約100名が詰めかけた。
こちらは廣瀬さん、村田さん、田中さんの3名が登壇。府中市をキャンプ地とする2チームにちなみ、イングランド代表のアンセムである「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」とフランス代表のフランス共和国国歌「ラ・マルセイエーズ」の歌唱指導と練習が行われた。こちらも最後は全員が肩を組み、見事に歌い上げた。
イベント終了後、代表の廣瀬さんは笑顔で取材に応じた。