セブンズ 2019.05.13

女子セブンズNZがカナダ大会制し首位独走、東京五輪出場権獲得! アメリカもほぼ確実

[ 編集部 ]
女子セブンズNZがカナダ大会制し首位独走、東京五輪出場権獲得! アメリカもほぼ確実
東京オリンピック出場権を獲得したNZ女子(Photo: Mike Lee - KLC fotos for World Rugby)

「HSBC ワールドラグビー女子セブンズシリーズ 2018-2019」の第5ラウンドが、カナダのブリティッシュコロンビア州バンクーバー島にあるラングフォードで現地時間5月11、12日に開催され、2季ぶりの総合チャンピオンを狙うニュージーランドが優勝した。

 4月の北九州大会では多くのスター選手が怪我などで欠場し、ワールドカップ・セブンズなどを含めた公式戦の連勝記録は50で止まり5位に終わっていたニュージーランドだが、今大会ではケリー・ブレイジアー、ミカエラ・ブライドといった経験豊富な選手が復帰。スペイン、アメリカを倒して決勝に進み、最後はライバルのオーストラリアに21-17で競り勝ち、今季4冠目獲得となった。

活躍が光ったNZのタイラ・ネイサンウォン(Photo: Mike Lee – KLC fotos for World Rugby)

 今季の女子セブンズシリーズは残り1ラウンド(6月中旬にフランスのビアリッツで開催)。最終総合順位がトップ4のチームには東京2020オリンピックの出場権が与えられることになっており、シーズン獲得総合ポイントを5位チームに20ポイント(1大会で獲得できる最大ポイント)以上差をつけた1位のニュージーランド(92点)は東京オリンピック出場が決まった。2位のアメリカ(80点)もほぼ確実だが、来月のビアリッツ大会に出場した時点で正式に2020オリンピック出場権が認められる。3位のカナダ(78点)と4位のオーストラリア(74点)も5位のフランス(60点)に大差をつけており、最終ラウンドでよほどのことがない限り、予選に回らずこのシリーズで東京行きの切符を獲得することになりそうだ。

今季すべて4強入りで東京行きをほぼ確実にしたアメリカ(Photo: Mike Lee – KLC fotos for World Rugby)

 残留争いでは、現在コアチーム中最下位(総合11位)で降格の危機にある中国が今大会のチャレンジトロフィー決勝でライバルのフィジー(総合10位)に敗れ、4ポイント差に広がっている。

コアチーム残留を争う中国とフィジー(Photo: Mike Lee – KLC fotos for World Rugby)

<女子セブンズシリーズ第5戦・カナダ大会 最終日結果>

▽カップ準々決勝
・ニュージーランド 17-7 スペイン
・アメリカ 12-7 カナダ
・フランス 26-12 イングランド
・オーストラリア 31-12 ロシア

▽カップ準決勝
・ニュージーランド 26-12 アメリカ
・オーストラリア 26-19 フランス

▼カップ決勝
・ニュージーランド 21-17 オーストラリア

▼3位決定戦
・アメリカ 26-5 フランス

▽5位決定トーナメント準決勝
・カナダ 31-0 スペイン
・イングランド 29-17 ロシア

▼5位決定戦
・カナダ 31-7 イングランド

▼7位決定戦
・ロシア 24-7 スペイン

▽チャレンジトロフィー準決勝
・中国 19-12 アイルランド
・フィジー 32-14 ブラジル

▼チャレンジトロフィー決勝(9位決定戦)
・フィジー 26-19 中国

▼11位決定戦
・アイルランド 43-5 ブラジル

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