セブンズ 2019.04.30
秋田で新女王誕生。太陽生命女子セブンズ今季初戦で「ながと」が初V

秋田で新女王誕生。太陽生命女子セブンズ今季初戦で「ながと」が初V

[ 編集部 ]



 チームを束ねる村杉徐司ハイパフォーマンスディレクター(以下HD)は、創部当時のことを思い出して言った。2018年シーズンの参加コアチームを決める入替戦(2017年11月)のことだ。

 大会システム変更(大会ごとの招待チーム枠を廃止)のため、結果的に繰り上がりでシリーズ参戦が実現したものの、当初は参戦が叶わないはずだった。外国人選手を擁す陣容ながら石見智翠館高校に敗れ、上位2チームの枠に入ることができなかったからだ。
「高校生のチームに負けたのに、ニュージーランドの選手たちの態度は素晴しかった。負けを受け入れる。相手を称える。そういうものを見て、マネージメントの私たちも、もっとしっかりやらないといけないな、とあらためて思いました」

 力のある選手たちさえ揃えれば勝てる。最初は、そう踏んでいたかもしれない。
 それが変わった。今季は計画的に、十分な準備を重ねてシーズンを迎えた。村杉HDは全員に、「ノーエクスキューズ(言い訳なし)だぞ」とはっぱをかけて今大会に臨んだ。
 狙って手にした栄冠だった。

 地域に根ざしたクラブを目指している。
 初めて手にしたタイトルは、応援してくれる人たちとの縁をこれまで以上に太くしてくれそうだ。

日本人選手と外国人選手の絆が深まり、力も伸びた。(撮影/松本かおり)


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