【香港セブンズ】ケニアにも勝った! 男子セブンズ代表、ボウル優勝へあと1勝。
キックオフレシーブからのスタートだった。
相手に確保されたら、いっきに攻め込まれる。何度も痛い目にあってきた。
しかし、ピッチ真ん中に蹴ってきたボールをきっちりキャッチ。そして攻めた。
自分たちの時間でスタートできたから落ち着けた。
4月7日、HSBCワールドラグビーセブンズシリーズ2018-2019第7戦香港大会3日目。チャレンジトロフィー(ボウルトーナメント/9位以下トーナメント)初戦でウエールズに勝った男子セブンズ日本代表が、同トーナメント準決勝でケニアを破った(21-12)。
キックオフ直後のアタックはノックオンで終わるも、その後のケニアの攻撃を封じた日本は、ラインアウトから攻めた。大きく左へ展開し、リサラ シオシファが前進。インサイドをサポートした羽野一志にパスを渡し、先制トライを奪った。
6分にマイボールスクラムをターンオーバーされてトライを許すも、前半を7-5とリードした。
後半も先手をとった。
開始のキックオフで競って、相手がノックオン。スクラムから大きくボールを動かした日本は相手反則を誘い、PKから速攻を重ねた。坂井克行がインゴールに入ってリードを広げ(2分)、直後のリスタートのキックオフも確保して好機をつかむ。
防御の裏に出たリサラに林大成が寄り、チーム3トライ目。コンバージョンキックも決めて21-5と差を広げ、勝負を決めた。
岩渕健輔ヘッドコーチは、「(大会)3日目でどのチームも疲れが出る中で選手たちがプライドを持って戦ってくれた」と試合を振り返った。
「こぼれ球への反応など、昨日までの反省点を修正できている」
残り1試合を勝ち切るために、「相手も(体力的に)キツイ。スキルより、走る、起きる、戻るという部分で上回る」と話した。
次戦は、昨日のプール戦で先手を取りながらも逆転され、敗れたスコットランドが相手(キックオフは17時30分/現地時間)。
今度こそ勝ち切る。