その他 2019.03.26
「ラグビー×音楽」。3組のミュージシャン+2選手+1匹による祝祭、初開催。

「ラグビー×音楽」。3組のミュージシャン+2選手+1匹による祝祭、初開催。

【キーワード】



 イベント終了後、選手ゲストの稲橋選手は「ラグビーファン以外の方々も巻き込む意味でも前向きなイベントだと感じました。こういう雰囲気でワールドカップやトップリーグの開幕を迎えられたらお客さんに喜んでいただけるのではないかと思います」とイベントの意義を語ると、川村選手も「ラグビーに音楽を取り入れた、音楽とスポーツとの親和性を示したイベントで楽しかったです。特にワールドカップ以降、どう国内リーグを盛り上げるのか、日本ラグビーがどこに向かうのかという意味では、音楽はすごく心強い味方です」と、イベントの効果や今後の可能性に言及した。

 ラガマルくんのプロデューサーを務める今江正城さんは「残り半年、みんなで結束してどんどん盛り上げていきたいです。そういう意味でもすごくいいイベントでした。みんなでもっと『ONE TEAM』になってワールドカップ本番を迎えたいですね」と語ると、イベントのトップを飾った寺田さんも「みなさんに盛り上がっていただけて、そこに仲間入りできたことがうれしかったです。ラグビーに関して私は新参者ですが、もっといろいろな人がラグビーの楽しさに気付いてくれればいいと思っています」とラグビー人気向上への意気込みを語った。

 田中さんは「思っていた以上に盛り上がり、ずっと熱量が下がらない、みなさんを休ませる暇がないというぐらいに楽しんでいただけた感触があったので、やってよかったなと思っています」と語り、主催者の中心的存在となった村田さんは「昨年から美里、有希ちゃんと計画し始めたのですが、我々はラグビーのイベントお呼ばれするケースが多かったので、その逆、つまり僕たちがホストとなって音楽側が提供するエンターテインメントをやろうということになりました。来てくださった方が楽しかったのであれば、新しいエンターテインメントを提供できたということだと思います」とたしかな手応えを口にした。

 第2回以降の開催は現時点では未定だが、「もしラグビーのブームが落ち着いたとしても、その後も断続的に開催していきたいです」と語る村田さん。今回のイベントとは別に、全国各地でラグビーワールドカップ出場国の国歌を広めるプロジェクト「スクラムユニゾン」にも言及し、音楽を通じたラグビー普及活動を加速させていく予定だという。

 ラグビー×音楽。「Rugby Music Junction」も含めた今後の展開が楽しみだ。

(文/齋藤龍太郎)

PICK UP