アジアの子どもと若者にラグビーを通じて遊びと学びと成長を
ラグビーワールドカップ2019のワールドワイドパートナーであるDHLが、国際NGOのチャイルド・ファンドと新たなパートナーシップ契約を結び、アジアの子どもたちがラグビーを通じて価値あるライフスキルを身につける機会を提供することで合意したと発表した。
同契約により、DHLはアジア地域の厳しい環境におかれた子どもたちのため、受賞歴のある「チャイルド・ファンド パス・イット・バック」プログラムの普及活動を支援し、資金提供をリードする役割を担う。
DHLジャパン株式会社の山川丈人代表取締役社長は、「ラグビーワールドカップ2019のレガシープログラムのひとつである『チャイルド・ファンド パス・イット・バック』をサポートできることを光栄に思います。私どもの参加が、日本をはじめアジアの多くの子どもたちの成長支援につながるのを大変嬉しく思うとともに、ラグビーが持つ『人を変える力』が、子どもたちを大きく育み、そして社会を変える力となることを願ってやみません」と述べている。
そして、3月25日~30日に東京都府中市の府中朝日フットボールパークで「チャイルド・ファンド パス・イット・バック Delivered by DHL」が開催されることになった。
本プログラムには、「チャイルド・ファンド パス・イット・バック」が展開されている国のひとつであるベトナムの少年少女が招待され、日本の中学生も参加。ワールドラグビーが掲げる、ラグビーが有するコアバリュー(品位、情熱、結束、規律、尊重)を通じて、参加者が持続可能な開発目標(SDGs)のうち、「ジェンダー平等を実現しよう」、「人と国の不平等をなくそう」などにフォーカスをあてたカリキュラムを6日間でラグビーの技術とともに身につけていき、最終日にはラグビーの試合が開催される。
チャイルド・ファンドのナイジェル・スペンスCEOは、「世界の若者たちの60%はアジアにおり、多くの方々が急速な世界の変化の中で成功を収めるための知識や技術を学ぶ機会を得られていません。DHLエクスプレスの支援によって、チャイルド・ファンド パス・イット・バックが子どもや若者たちに一生役に立つ技術や知識を提供し、新しい世代のリーダーを育成することができるものと喜んでおります」とコメントした。
チャイルド・ファンドはワールドラグビーの公認チャリティ・パートナーとしてラグビーワールドカップ2019日本大会に参加する。すでに寄付金総額は大会記録となる150万ポンド(約2億2200万円)に到達することが確実となり、「チャイルド・ファンド パス・イット・バック」プログラムなどのために使われることが発表されている。