首負傷で病院に搬送されたモエアキオラが退院
3月23日にプレトリア(南アフリカ)でおこなわれたスーパーラグビーのブルズ対チーフス戦で首を負傷し、病院に運ばれていたチーフスWTBのアタアタ・モエアキオラだが、問題は解決し、退院したことが明らかになった。ニュージーランドのニュースサイト『Stuff.co.nz』などが報じた。
東海大学を経て、ニュージーランドの強豪であるチーフスに今年新加入したモエアキオラは、ブルズ戦の後半22分から出場したが、約10分間のプレーで首を痛め、ストレッチャーで運ばれていた。
『Stuff.co.nz』によると、モエアキオラは「腕に何も感じることができなくなった」と医療スタッフに訴えたという。プレトリアの病院に搬送されたが深刻な怪我ではないようで、ニュージーランドに戻って専門家に診てもらう予定だが、コリン・クーパー ヘッドコーチは「やりたいと思えばプレーできるだろう」とコメントしている。
ブルズ戦で今季初勝利を手にしたチーフスは、今週末はジャガーズと対戦するが、モエアキオラはアルゼンチン遠征には参加しない。
トンガ出身で身長185センチ、体重107キロのパワフルなアウトサイドバックであるモエアキオラは、2016年のアジアラグビーチャンピオンシップで日本代表デビューを果たし、テストキャップは3つ持っている。日本代表復帰が期待される23歳で、現在はナショナル・デベロップメント・スコッドに名を連ねている。
2018年度は東海大学のキャプテンを務め、2019年度は神戸製鋼コベルコスティーラーズに加入することが決まっている。
チーフスでは、2月15日のスーパーラグビー開幕戦(対ハイランダーズ)でデビューを果たし、3月23日の6節までに5試合出場。右WTBとして先発した第2節のブランビーズ戦では初トライを記録した。