日本代表 2019.03.08

ジュニア・ジャパンが好発進 パシフィック・チャレンジ開幕戦でサモアAに快勝

[ 編集部 ]
ジュニア・ジャパンが好発進 パシフィック・チャレンジ開幕戦でサモアAに快勝

 フィジー、サモア、トンガ、そして日本の若手有望選手たちが競う「ワールドラグビー パシフィック・チャレンジ 2019」が3月8日、フィジーの首都スバ(ANZスタジアム)で開幕し、ジュニア・ジャパンはオープニングゲームでサモアAに31-21で快勝した。

 ジュニア・ジャパンはスクラムの強さが勝因のひとつとなった。
 前半4分に強力FWが押し込んでアドバンテージを得、相手が反則を犯したためPGで先制すると、16分にはゴール前のスクラムから、ファーストレシーバーのCTBシオサイア・フィフィタ(天理大)が力強い突進でトライラインを越え、加点した。

 その後、サモアにトライを奪われたが、10-7で迎えた後半早々、CTBフィフィタがハーフウェイから中央突破で大きくゲインし、SH齋藤直人、SO岸岡智樹(ともに早稲田大)とつないで得点、リードを広げた。

 49分(後半9分)にはゴール前のスクラムで優勢となり、ボールを持ち出したキャプテンのNO8福井翔大(パナソニック)が3人のタックラーを振り切ってトライ。その直前、キックチェイスで相手にプレッシャーをかけターンオーバーしたFB根塚洸雅(法政大)らの働きも得点につながった。

 58分にサモアがキックパスを使ってトライを奪い、61分にはFBヴィリアミ・ツイドラキ(摂南大)の落球から連続失点で3点差に詰められたが、75分、またも桜のジャージーのFWパックが力を発揮。敵陣深くのスクラムでターンオーバーし、NO8福井がインゴールに押さえ、大きな追加点獲得で流れを変えた。
 ジュニア・ジャパンはその後、粘り強いディフェンスでリードを守り切り、開幕戦勝利となった。

 12日におこなわれる第2戦では、大会4連覇を狙うフィジー・ウォリアーズと対戦する。フィジー・ウォリアーズは初戦でトンガAを56-14と圧倒した。

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