日本代表 2019.01.30

サクラウエーブで独自性。女子15人制代表・マッケンジーHC、強化展望語る。

[ 編集部 ]
サクラウエーブで独自性。女子15人制代表・マッケンジーHC、強化展望語る。
女子15人制日本代表の世界ランキングは現在16位。2021年のW杯で躍進したい。(撮影/松本かおり)


 目指すは2021年開催の女子ワールドカップでの上位トーナメント進出だ。
 1月16日の日本協会理事会で承認されて就任した、女子15人制日本代表、レズリー・マッケンジー ヘッドコーチ(以下、HC)の記者会見が同30日に開かれた。任期は2年後にニュージーランドで開催されるワールドカップまで。同大会への出場権を争うアジア予選は来年開催される予定だ。

 女子7人制日本代表(以下、サクラセブンズ)のアシスタントコーチも務めている同HC。セブンズ代表は来年開催の東京オリンピックを控えているため、しばらくは兼務しながら、それぞれのリソースをお互いの強化に結びつけていくつもりだ。

 マッケンジーHCが何度かのスポットコーチとしての指導を経て、正式にサクラセブンズのアシスタントコーチに就いたのは昨春。以来、日本の女子選手の近くで過ごしてきて特性を知った。
「15人制と7人制では違うが、セブンズの選手たちと一緒に過ごして、コンタクトやフィジカリティーの面で海外の強国と差があると感じています」

 しかしそれらについては、「男子代表やサンウルブズが乗り越えられるということを証明してくれている」と話す。
「マインドセットや技術の向上によってそこはクリアできると男子代表が示しているので、自分たちも不得手な部分を言い訳にすることはできないと思っています」
 日本の女子選手たちの勤勉さ、細部へのこだわり、繰り返し鍛錬することを厭わない忍耐力が現状を変えていく。そう期待しているようだ。

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