日本代表 2019.01.30
サクラウエーブで独自性。女子15人制代表・マッケンジーHC、強化展望語る。

サクラウエーブで独自性。女子15人制代表・マッケンジーHC、強化展望語る。

[ 編集部 ]

 サクラセブンズのリーダーである中村知春は、以前、同HCの指導を「スイッチの入れ方が上手」と表現したことがある。
 すでに1月20日から24日まで、和歌山で女子15人制強化合宿及び女子TIDキャンプ(国際競技力向上を目的に、ジュニア・ユース世代を対象にした次世代人材発掘&育成プログラム)で指導をおこなった同HCは、選手たちと話し、チームコンセプトのイメージを描いた。

 そこで挙がったのが、「サクラウエーブ」という言葉だ。
「他の国と違うやり方で戦うことを考え、チームを波に例えました。水がひとつのかたまりとなって動き、多様性を持って、パワーを生み出す」
 チームは時間をかけて独自のスタイルを作り上げていくつもりだ。今夏には豪州遠征をおこない、同地でテストマッチを戦う強化プランを持つ。

 マッケンジーHCはカナダ・ブリティッシュコロンビア州フォートネルソンの出身。現在38歳。女子カナダ代表として2006年、2010年のワールドカップに出場し、25キャップを持つ。現役時代はHOで、ニュージーランドのクラブレベルでは、バックローやWTBなど幅広くプレーした。

 母国のブリティッシュ・コロンビア大女子チームHCで本格的なコーチングキャリアをスタートさせた。来日前はNZ・ワンガヌイ協会のディベロップメントオフィサーなどを務めていた。女子だけでなく男子(ハリケーンズやワンガヌイ代表のユース世代)を指導した経験もある。
 ウェリントンのディベロップメントレベルのコーチ時代にはかつてサントリーで活躍し、ニュージーランド代表として30キャップを持つアラマ・イエレミア氏にコーチングについて教わったこともある。

サクラセブンズではアシスタントコーチを務める。(撮影/松本かおり)

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