丸の内15丁目プロジェクト「MARUNOUCHI RUGBY FESTIVAL」
スゴイ!オモロイ!ウマイ!丸の内がラグビーに染まった4日間。街の中から湧き出るラグビー愛や笑いが大会の成功をきっと呼ぶ。
3日目のラグビー教室の講師は、コンビで同じ高校のラグビー部に所属していたジャルジャル。昨年のM-1グランプリファイナリストで、ラグビーワールドカップ2019のバッジを付け漫才をしていたことも話題となった。
この日のテーマはジャルジャルがオススメするラグビー観戦デート。パートナーにラグビーの魅力を伝えることができるポジション解説をコンビで行なった。高校時代のポジションは福徳秀介さんがSO、後藤淳平さんはLOとNo.8という意外な(?)事実も判明。ラグビーワールドカップには様々な国が出場するということで、M-1グランプリで話題となった国名ネタも即興で披露した。
午後からはカリスマトレーナーのAYAさんによるフィットネスクラブが開催された。ゲストとしてNTTコミュニケーションズの佐藤大樹選手、西橋勇人選手、小泉将選手の3名も参加。ステージの前にはヨガマットが並び、観客と共にスペシャルエクササイズプログラムに取り組んだ。参加者はAYAさん指導のもと、15秒で行うクロスフィットトレーニングを7種目行いハードワークに勤しんだ。
最終日はM-1グランプリ3年連続準優勝の実力派コンビ、和牛がラグビー教室の講師として登場。川西賢志郎さんは花園ラグビー場がある東大阪市出身で、中学・高校時代はラグビー部に所属し、大学の同好会でもラグビーをプレーしていた。現役時代のポジションはSOやCTB。一方の水田信二さんはラグビー未経験で小学校から高校までサッカー部に所属していたという。ステージでは観客に向け、ラグビーの魅力やワールドカップの注目ポイントを伝える形でトークが進んだ。
ラグビーの魅力について問われ、「スピード、パワー、ボールのコントロールテクニック、すべての要素が詰まっているので色々な楽しみ方ができる」と答えた川西さん。ステージでは、パスやキックなど身振りを交えて観客にアピールした。最後にラグビーワールドカップについて「ぜひ見に行ってください」と観客に現地観戦を勧めた。水田さんは「ラグビーの仕事をいただけるようにがんばりたい」と話し、ラグビー教室を締めくくった。
同日午後にはビジネススクール『ビジネスに効く!ラグビー流「心技体の鍛え方」』と題したセミナーが開催され、ラグビーワールドカップ2015日本代表の真壁伸弥選手(サントリー)、現役引退後ラグビーワールドカップ2019アンバサダーなど様々な活動をする廣瀬俊朗氏、日本代表元メンタルコーチの荒木香織氏が登壇。ラグビー実況でおなじみの矢野武氏司会のもとトークセッションが行われた。
当時のエディー・ジョーンズ監督(現イングランド代表監督)に招聘され、日本代表として初めてのポストであるメンタルコーチに就任した荒木氏。当初は後ろ向きだった日本代表選手たちのマインドセットを変えることが、荒木氏に求められていたミッションだった。
エディー・ジャパンで主将を経験した廣瀬氏が意識していたことは「自分らしさ」だと語る。人それぞれリーダーシップの形は違う。自分はどういうチームを作りたいのか自分自身に問いかけ、ヴィジョンを作ること。それに対してどういうアプローチをするか。何のために勝つのか。考えて目的に対してアプローチをすることが大切だと言う。
サントリーの社員選手である真壁選手は社業とラグビー選手としての活動を両立しているが、「仕事をしっかりしている時の方が優勝している」と言う。様々な要因は考えられるが、荒木氏は「何のために勝つのか」に対する答えであると解説した。
ラグビーイヤーを迎えた1月、丸の内を舞台に4日間に渡り開催されたラグビーフェスティバルは幕を閉じた。ここで生まれた熱やムーブメントは、2019年に日本の各地で形になるだろう。
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