アイルランド、スコットランド勢好調! 欧州チャンピオンズカップで全5チーム8強入り
ラグビーワールドカップ開幕まであと8か月。日本と同組で対戦することが決まっているアイルランドとスコットランドの、代表候補選手のほとんどが所属しているクラブチームが好調だ。
1月20日までに欧州チャンピオンズカップのプール戦が終わってノックアウトステージに進む8チームが出そろい、アイルランド勢はレンスター、マンスター、アルスターの全3チーム(もうひとつのプロチームであるコナートは下部大会の欧州チャレンジカップに参加し8強入り)、スコットランド勢はエディンバラ、グラスゴー・ウォリアーズの全2チームが、準々決勝進出を決めた。
そのほかでベスト8に入ったのは、フランス勢が2チーム(ラシン92とトゥールーズ)で、イングランドからはサラセンズのみが優勝争いに残った。
アイルランドの3チームはいずれも欧州王者に輝いたことがあり、レンスターは連覇を目指す。優勝回数はトゥールーズの4回と並んでおり、どちらかが栄冠を獲得すれば最多優勝記録更新となる。準々決勝でレンスターと対戦するアルスターは5年ぶりの8強入りで燃えている。11年ぶりの王座奪還を目指すマンスターはプール2を首位通過したものの、勝点差で準々決勝のホームアドバンテージを獲得できず、スコットランドに乗り込んでエディンバラと対戦することが決まった。
スコットランド勢はこれまで、優勝も決勝進出も経験したことがない。しかし、エディンバラはモンペリエ(フランス)、トゥーロン(フランス)、ニューカッスル・ファルコンズ(イングランド)と一緒だったプール5を5勝1敗でトップ通過し、グラスゴーはプールステージで2敗を喫し8番手で準々決勝進出となったが、唯一全勝だったトップシードのサラセンズと競った試合もあり、ノックアウトステージでは不気味な存在だ。準々決勝では、2季ぶりの優勝を目指すサラセンズと今季3度目の対戦となる。
昨年の決勝でレンスターに12-15で敗れ涙をのんだラシンは、悲願の初優勝へ向け、3月下旬に予定されている準々決勝では、9季ぶりの欧州チャンピオンを目指すトゥールーズとフレンチ対決だ。
<欧州チャンピオンズカップ 2018-2019 準々決勝 組み合わせ>
■ラシン92(フランス) vs. トゥールーズ(フランス)
■レンスター(アイルランド) vs. アルスター(アイルランド)
■エディンバラ(スコットランド) vs. マンスター(アイルランド)
■サラセンズ(イングランド) vs. グラスゴー(スコットランド)