国内 2018.12.01

NECは12位以上が確定 コカ・コーラは6季連続で入替戦へ

NECは12位以上が確定 コカ・コーラは6季連続で入替戦へ
ボールを持って奮闘するNECの亀井亮依キャプテン(撮影:松本かおり)
 負ければ入替戦出場となる9位以下トーナメントの1回戦で、NECグリーンロケッツが勝って危機から抜け出した。12月1日に東京・秩父宮ラグビー場でコカ・コーラレッドスパークスと対戦し、43−17で快勝した。
 序盤の相手攻撃を耐えたNECは前半14分にPGで先制。22分にはラインアウトからモールで前進し、塊に加わっていたWTB後藤輝也が、割れたところから抜けてトライを挙げた。29分には相手のラインアウト失敗から敵陣でアタックチャンスとなり、たたみかけてFLスコット・ヒギンボッサムがインゴールにねじ込んだ。
 コカ・コーラは35分、WTB石垣航平が力走すると仲間がサポートして敵陣22メートルライン内に入り、CTBジェームズ・マーシャルのキックパスをWTB副島亀里ララボウ ラティアナラが確保してゴールに持ち込み、5点を奪い返した。
 しかしNECはハーフタイム前、敵陣深くに入り、SOスティーブン・ドナルドがディフェンス裏に蹴ったボールをWTB後藤がダイレクトキャッチして貴重な追加点を獲得。24−5で前半を終えた。
 コカ・コーラは後半の序盤、絶好の得点チャンスを作ったが、ゴールラインを越えたCTBマーシャルが痛恨の落球。流れを変えることができなかった。
 するとNECは55分(後半15分)、19フェイズ重ねた連続攻撃をFLヒギンボッサムがフィニッシュ。61分には敵陣深くのスクラムで圧倒してボールを奪い返し、NO8ジョージ・リサレが駄目押しのトライを挙げた。
 コカ・コーラはその後、2トライを奪い返したが反撃が遅く、6季連続で入替戦出場が決まった。

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