海外
2017.04.16
チーフスは24点ビハインドからチーターズに逆転勝ち! ストーマーズ初黒星
日本代表元主将のリーチ マイケルが所属するチーフス(ニュージーランド)は、南アフリカ遠征の初戦でストーマーズ相手に今季初黒星を喫したものの、15日にブルームフォンテインでおこなわれたチーターズ戦は24点ビハインドからひっくり返して41−27で制し、ウイニングロードに戻った。
リーチはこの試合もNO8で先発出場。後半の序盤、味方のPRケイン・へイムズがイエローカードでシンビンとなり、スクラムで代役を入れるために一時的にベンチへ退いたリーチだが、フィールドに戻ったあとは最後まで奮闘した。
試合は、前半20分までにチーターズに3トライなどを許し、0−24とされたチーフスだったが、28分と39分、いずれも敵陣深くのラインアウトからの攻撃でWTBトニ・プルーが連続でフィニッシュし、10点差に詰めて前半を終えた。
後半、互いにPGを1本ずつ決め、17−27で迎えた53分(後半13分)、チーフスはCTBサム・マクニコルがゲインしてオフロードでSHタウェラ・カーバーローにつなぎ、トライが生まれて5点差とする。そして59分、細かくボールをつないでWTBジェームズ・ロウが同点トライ、SOアーロン・クルーデンがコンバージョンを決めて逆転した。
73分にはクルーデンがキックしたバウンドボールを途中出場のWTBショーン・スティーヴンソンが確保してゴールに持ち込み、リードを広げると、76分にはチーターズが自陣インゴールでボールを回して落球したところを、チーフスHOヒカ・エリオットが確保してグラウンディングし、勝者はトライボーナスポイントも獲得している。
チーフスはこれで6勝1敗(勝点29)、チーターズは2勝5敗(勝点9)となった。
同日、南アではほかに2試合がおこなわれ、サンウルブズと同じアフリカ第1カンファレンスで首位を走るストーマーズは、地元ケープタウンで昨季準優勝のライオンズに16−29で敗れ、今季初黒星を喫している。これで両チームとも6勝1敗となり、ストーマーズが勝点26から上積みできなかったのに対し、アフリカ第2カンファレンス首位のライオンズは勝点を28に伸ばした。
そして、プレトリアではブルズがアルゼンチンのジャガーズを26−13で下している。東京でサンウルブズに敗れ、地元メディアやファンから非難を浴びているブルズだが、連敗を3で止めて2勝5敗(勝点10)とし、プレーオフ進出へ望みをつないだ。
ジャガーズは4勝3敗(勝点19)となった。
ノーサイド。ストーマーズのコリシ主将(左)とライオンズのホワイトリー主将(Photo: Getty Images)
ジャガーズにダブルタックルされるブルズのポラード(Photo: Getty Images)