国内
2016.12.17
サントリーが12連勝! クボタと豊田自動織機も白星獲得
ジャパンラグビートップリーグは17日、第12節の3試合がおこなわれ、4季ぶりの優勝を目指すサントリーはトヨタ自動車を37−24で下し、開幕から負けなしの12連勝となった。自動降格、入替戦出場を回避したい下位チームの戦いは、前節終了時点で12位だったクボタが同14位のコカ・コーラに36−17で勝利。先週に最下位(16位)を脱出した豊田自動織機は、順位が入れ替わったホンダとの試合を49−24で制した。
愛知・豊田スタジアムでおこなわれたトヨタ自動車×サントリー戦。前半13分にサントリーがPGで先制したが、リスタートのキックオフ直後、トヨタ自動車がターンオーバーしてテンポよく連続攻撃し、PRルアーン・スミスがインゴールに突っ込み逆転した。しかし、サントリーは3−7で迎えた19分、ラインアウトからモールで押し込みリードを奪う。その後、トヨタにPGで3点を追加されたものの、サントリーは30分、ディフェンスで奮闘して自陣22メートルライン中央付近でPKをもらうと、SH流大が速攻を仕掛けて防御網を切り裂き、WTB江見翔太につないで再逆転のトライが生まれた。36分にも自陣深くからチーム一体となった連続攻撃で攻め上がり、WTB江見がフィニッシュして22−10で折り返した。
後半はサントリーがPGで先に加点。一方のトヨタ自動車は50分(後半10分)、ショートサイドを攻めてFBロビー・ロビンソンがゴールに持ち込み、コンバージョン成功で8点差とする。しかしサントリーは53分、左へ展開してサイドをCTBナイジェル・アーウォン、FLジョージ・スミス、CTB中村亮土とつなぎ、トライ(ゴールキック成功で32−17)。71分、トヨタ自動車はラインアウトモールでゴールラインを割り、再び8点差に詰めたが、その1分後、サントリーのSO小野晃征が相手のパスをカットしてトライを決め、勝利を引き寄せた。
ボーナスポイントは獲得できなかったサントリーだが、12勝0敗で総勝点を56としている。トヨタ自動車は7勝5敗(総勝点34)となった。
サントリーと同じく全勝中のヤマハ発動機は、18日に兵庫・ノエビアスタジアム神戸で4位の神戸製鋼と対戦する。