女子 2016.12.16

女子日本代表、W杯本大会を見据え香港戦へ。先発は3人変更。

女子日本代表、W杯本大会を見据え香港戦へ。先発は3人変更。
予選第1戦でフィジーに勝ち、4大会ぶりのW杯出場を決めた女子日本代表。
 ここからはもう、世界の大舞台で勝つための日々にしなければならない。
 12月13日におこなわれたアジア・オセアニア地区予選でフィジーに55−0で勝ち、来年8月にアイルランドで開催される女子ラグビーワールドカップへの出場を決めた女子日本代表。12月17日に香港と戦うメンバーが発表された。チームは試合前日のキャプテンズランを試合会場となる香港フットボールクラブでおこない、約1時間ほど調整した。
 フィジー戦の先発からLO三村亜生→竹内亜弥、SO山中美緒→山本実、CTB冨田真紀子→黒木理帆の3人が変更となり、リザーブに加藤幸子(中部大春日丘2年)、小西想羅(國學院栃木2年/ともにFW)、長田いろは(門司学園3年/BK)と3人の高校生が入った。有水剛志ヘッドコーチは大会前から「コンディションも含めて、2試合ともそのときのベストメンバーで挑む」と言っていた。初戦を終えて個々の状態をチェックした結果、今回のメンバー編成となった。
 同ヘッドコーチは「チームとしてやることに変わりはありません。選手たちには、ワールドカップ出場が決まったのだから、これからは、そのプレーがアイルランドで通用するかどうかを基準にしてほしいと伝えています」と言った。SO山本にはエリア取りを意識したゲームメイクを期待している。
 勝ってアジア・オセアニア予選の1位になればワールドカップではC組に入り、 フランス、アイルランド、オーストラリアとプールマッチを戦う。2位になればカナダ、ニュージーランド、ウエールズと同じA組だ。いずれにしても強豪ばかりが相手。アジアのレベルと比べ数段上のライバルに勝とうと思うなら、この先、少しの時間も機会も無駄にはできない。
 勝利とともにクォリティーの進化も実感できる80分を過ごし、胸を張って日本に帰りたい。
【女子日本代表/vs 香港戦メンバー】
1. 斎藤 聖奈(主将/PEARLS)
2. 鈴木 実沙紀(東京フェニックスRC)
3.南 早紀(日本体育大学ラグビー部女子3年)
4.竹内 亜弥(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)
5.櫻井 綾乃(日本体育大学ラグビー部女子2年)
6.末 結希(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)
7.伊藤 優希(日本体育大学ラグビー部女子2年)
8.マテイトンガ・ボギドゥラウマイナダヴェ(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)
9.津久井 萌(東京農業大学第二高校ラグビー部2年)
10.山本 実(日本体育大学ラグビー部女子2年)
11.堤 ほの花(日本体育大学ラグビー部女子1年)
12.加藤 慶子(世田谷レディース)
13.黒木 理帆(石見智翠館高校ラグビー部女子3年)
14.谷口 令子(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)
15.清水 麻有(日本体育大学ラグビー部女子1年)
16.小林 ちひろ(RKU ラグビー龍ケ崎GRACE)
17.江渕 まこと(青山学院大学ラグビー部1年/東京フェニックスRC)
18.加藤 幸子(名古屋レディース/中部大学春日丘高校ラグビー部2年)
19.小西 想羅(國學院大學栃木高校ラグビー部2年)
20.及川 由季(日本体育大学ラグビー部女子3年)
21.井上 愛美(RKU ラグビー龍ケ崎GRACE)
22.山中 美緒(立正大学ラグビー部3年/ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)
23.長田 いろは(福岡レディースRFC/福岡県立門司学園高校ラグビー部3年)

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