女子イングランド代表プロップがレジェンドに並んだ！　114キャップ到達

　イングランドラグビー界に新たな金字塔が打ち建てられた。

　11月9日、トゥイッケナムストゥープで女子15人制のイングランド代表×フランス代表戦がおこなわれ、後半16分から出場した女子イングランド代表のPRロシェル・クラークが114キャップ目を獲得した。この数字は、男子の伝説的PRであるジェイソン・レナード（2004年に引退）が記録した同国代表歴代最多キャップ数と同じだ。

　10−5の勝利に貢献したクラークはイングランドラグビー協会を通じ、「ジェイソン・レナードは私のヒーローです。いつも彼に憧れていました。彼の記録に並ぶことができて非常に光栄です」と喜びを語った。

　チームメイトからロッキーと呼ばれる彼女は現在35歳。15歳のときにラグビーを始め、22歳だった2003年に女子イングランド代表としてデビュー、14年間で大偉業を達成した。その間には女子ワールドカップ3大会に出場し、2014年には5大会ぶり2回目の優勝に貢献。長年の努力と功績が認められ、2015年にはMBE（大英帝国勲章5等勲爵士）を受勲している。

　今度の日曜日、11月13日にはアイルランド代表戦が予定されている。ロシェル“ロッキー”・クラークが出場すればレナード超えとなり、1993年から2010年にかけて女子スコットランド代表バックローとして活躍したドナ・ケネディが持つ女子ラグビー世界最多キャップ（115）に並ぶ。