海外 2016.07.01

フィジーで初のスーパーラグビー開催! 熱狂の首位攻防はチーフス勝利

フィジーで初のスーパーラグビー開催! 熱狂の首位攻防はチーフス勝利
雨のなか、初開催のスーパーラグビーを楽しんだフィジーの人々(Photo: Getty Images)
 国代表のインターナショナルマッチ期間が終わってスーパーラグビーが約1か月ぶりに再開し、フィジーのスバで7月1日、首位を争うクルセイダーズとチーフスが激突した。
 スーパーラグビーの試合がフィジーでおこなわれたのは初めて。2011年にクルセイダーズの本拠地であるカンタベリー地方(ニュージーランド)が地震で大きな被害を受け、ホームスタジアムが使用できず、クルセイダーズ対シャークス戦がイングランドのトゥイッケナムで開催されたが、フランチャイズエリアではない海外で同大会の公式戦がおこなわれるのは、それ以来、二度目となった。
『NZヘラルド』紙によれば、今回の試合は、フィジー政府やスポンサー、NZラグビー・プロ選手協会の支援もあって実現したという。
 あいにくの雨にもかかわらず、約1万9000人を収容できるANZナショナルスタジアムは満員。
 1年前にサモアのアピアで、サモア代表×オールブラックスの歴史的な初のテストマッチがおこなわれ大盛り上がりとなったが、改めて、パシフィックアイランドでのラグビー人気の高さが証明された。
 今年からサンウルブズ(日本)、ジャガーズ(アルゼンチン)、キングズ(南アフリカ)が加わって18チーム参加の大会に拡張したスーパーラグビーだが、将来的に、パシフィックアイランドのチームを加えることを検討すべきという声は多く、ムーブメントを強くする一歩になったかもしれない。
 試合はチーフスが23−13で勝利し、クルセイダーズを抜いてトップに立った。
 チーフスは、日本代表47キャップ保持者のNO8リーチ マイケルが5月21日のレベルズ戦で右手親指を脱臼し、離脱しているが、PR山下裕史が先発出場。前半途中に脳震とうの疑いで一時退出したが、数分後ピッチに戻り、後半20分まで奮闘した。
 チーフスは前半21分、フィジー出身のCTBセタ・タマニヴァルが絶妙のキックでボールをインゴールに転がし、WTBジェームズ・ロウが押さえてトライ。32分にはカウンターアタックでFBダミアン・マッケンジーが突破し、SHブラッド・ウェバーがサポートしてリードを広げた。
 追うクルセイダーズは前半ラスト、フィジー代表でもあるWTBネマニ・ナンドロのハイボールキャッチからチャンスとなり、つないで、スバ出身のローカルヒーロー、WTBチョネ・マジライがトライを挙げて会場を沸かした。
 20−10とチーフスのリードで終盤の戦いに突入し、後半33分にクルセイダーズがPG成功で7点差としたが、試合終了間際、チーフスはFWがブレイクダウンでペナルティを得、FBマッケンジーがショットを決めて、クルセイダーズにボーナスポイントを与えなかった。
 両チームとも10勝3敗となり、チーフスが勝点46で首位に浮上、クルセイダーズは勝点45でニュージーランド・カンファレンス2位(NZ・豪州グループで3位)に後退した。レギュラーシーズンは、どちらも残り2試合。
 同日、オーストラリアのキャンベラではブランビーズ対レッズの試合がおこなわれ、レッズに所属する日本代表のFLツイ ヘンドリックが先発フル出場で奮闘したが、ブランビーズが43−24で勝っている。
 オーストラリア・カンファレンス首位のブランビーズは、相手より3トライ多い6トライを挙げてボーナスポイントも獲得し、勝点を39に伸ばした。
 この結果、同地区でプレーオフスポットを争っているワラターズ(勝点34)にとっては、2日に東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれるサンウルブズ戦がますます重要になってきた。

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