国内 2016.04.30

ワールドユース 熾烈な8強争い。女子セブンズは追手門学院が初優勝!

ワールドユース 熾烈な8強争い。女子セブンズは追手門学院が初優勝!
晴天の中でフィジーのチームらしい奔放なプレーを披露したクイーンヴィクトリアスクール。
写真は注目選手のひとり、LOメリ・デレナランギのトライ。
 前日とはうってかわって晴天の好条件となったサニックス ワールドユース交流大会の第2日目(4月29日)は、各チーム予選プールの第2戦と、女子セブンズの順位決定戦がおこなわれた。
 開会式後の東海大仰星×トルロカレッジ(イングランド)は、仰星が15−13の勝利目前でむかえた終了間際、トルロカレッジが自陣ゴール前からのキックをWTBがチェイスし、22メートル付近からタックルをかわして独走しトライ。15−20と逆転され、劇的な幕切れとなった。
 続いておこなわれた、地元の東福岡×センエドマンズカレッジキャンベラ(豪州)は、東福岡が選抜大会王者の貫禄を見せ、攻守に圧倒。大会初日に慶應義塾に敗れた相手をノートライに抑え、32−3で快勝した。センエドマンズはキックを使い陣地獲得を試みたが、東福岡の激しいタックル、統率のとれたディフェンスにあい、為す術がなかった。
 桐蔭学園×グレンウッド高(南アフリカ)は、グレンウッドがサイズとスピードで桐蔭学園を圧倒。8トライを奪う大勝(52−3)で、優勝候補に名乗りを上げた。
 もうひとつの優勝候補、ロトルアボーイズ高(NZ)は石見智翠館を28−7で破り、1戦目に続いて快勝となり、プールD1位をほぼ確実なものにした。
 昨日は寒さと雨で、フィジーらしさをなかなか披露できなかったクイーンヴィクトリアスクールは、全国高校選抜大会ベスト8の大阪桐蔭から7トライを奪い、47−5で大勝した。大阪桐蔭は数度敵陣ゴール前に攻め込むも、クイーンヴィクトリアの出足の早いディエンス、要所での反則やミスで、得点は前半終了間際の1トライのみだった。
 女子セブンズは順位決定トーナメントがおこなわれ、追手門学院が前日からの好調を維持。決勝でも危なげなく、栃木県ストロベリーズを38−5で下し、初優勝を果たした。
 30日は外国招待チームは長崎へ観光に出かけ、原爆資料館などを見学。5月1日は大会3日目(予選プール第3戦)を迎える。
(取材:池貝 亨)

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女子セブンズ決勝、追手門学院(青白)×栃木県ストロベリーズ(撮影:Hiroaki.UENO)
<男子15人制/予選プール 第2日目の結果>
▼プールA
・トルロカレッジ(イングランド) 20−15 東海大仰星(大阪)
・佐賀工(佐賀) 45−0 ソウル大附属高(韓国)
▼プールB
・東福岡(福岡) 32−3 センエドマンズカレッジキャンベラ(豪州)
・慶應義塾(神奈川) 21−15 エニセイSTM(ロシア)
▼プールC
・グレンウッドハイスクール(南ア) 52−3 桐蔭学園(神奈川)
・クイーンヴィクトリアスクール(フィジー) 47−5 大阪桐蔭(大阪)
▼プールD
・ロトルアボーイズハイスクール(NZ) 28−7 石見智翠館(島根)
・國學院栃木(栃木) 28−17 台北市立建国高級中学(台湾)
<女子7人制/順位決定トーナメントの結果>
▽準決勝
・追手門学院(大阪) 35−12 福岡レディース(福岡)
・栃木県ストロベリーズ(栃木) 22−17 ハミルトンガールズハイスクール(NZ)
▼決勝
・追手門学院 38−5 栃木県ストロベリーズ
▼3位・4位決定戦
・ハミルトンガールズ 19−12 福岡レディース
▽5〜8位順位決定トーナメント1回戦
・石見智翠館(島根) 33−0 香港スポーツスクール(香港)
・SGSフィルトンカレッジ(イングランド) 28−27 北信越セレクト
▼5位・6位決定戦
・石見智翠館 36−14 SGSフィルトン
▼7位・8位決定戦
・香港スポーツ 33−0 北信越セレクト

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女子セブンズで初優勝した追手門学院高校(撮影:Hiroaki.UENO)

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