海外 2016.04.01

互いにマスト・ウィンの戦い。サンウルブズとキングズが初勝利かけ激突へ

互いにマスト・ウィンの戦い。サンウルブズとキングズが初勝利かけ激突へ
キングズでもっとも経験豊富なLOスティーヴン・サイクス主将(Photo: Getty Images)
 今季スーパーラグビーで開幕から全敗しているのは、日本のサンウルブズと南アフリカのキングズだけだ。その両チームが今週末に激突する。南アのポートエリザベス(ネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアム)で現地時間2日、大会初参戦のサンウルブズにとっては歴史的初勝利がもっとも期待される一戦だ。
 2013年にスーパーラグビーを経験しているキングズだが(国内入替戦に敗れ1シーズンで降格)、そのときの中心選手は残っておらず、サンウルブズ戦に臨むメンバーで国代表キャップホルダーは1人もいない。シャークスで長年プレーした主将のLOスティーヴン・サイクスや、リコーブラックラムズに1年間だけ在籍したSOルイ・フーシェ、ブルズで31試合出場したFBユルゲン・ヴィサーなどがいるが、発展途上の若手が大半を占める。
 サンウルブズは全員集合と本格始動が遅かったが、それ以上に悪い船出だったのはキングズだ。財政難で解散の危機に追い込まれ、開幕数週間前まで選手獲得に苦労した寄せ集めのチームであり、サンウルブズは初のアウェイゲームとはいえ、必勝を期して臨むべき相手である。キングズはこれまでの4試合で200失点(1試合平均50失点)しており、ディフェンスは弱点だ。
 サンウルブズは、PR垣永真之介とNO8エドワード・カークが先発メンバーに復帰し、出場停止処分が明けたLOティモシー・ボンドもスターティングラインナップに名を連ねた。
 リザーブはFWが6人でBK2人となっている。
<サンウルブズ 試合登録メンバー/第6節 キングズ戦> 
1.稲垣啓太(パナソニック)  2.堀江翔太(主将/パナソニック)  3.垣永真之介(サントリー)  4.大野均(東芝)  5.ティモシー・ボンド(前ベイ・オブ・プレンティ/NZ)  6.リアキ・モリ(前ブルーズ/NZ)  7.アンドリュー・ドゥルタロ(アメリカ代表)  8.エドワード・カーク(前レッズ/豪州)  9.茂野海人(NEC)  10.トゥシ・ピシ(サモア代表)  11.山田章仁(パナソニック)  12.田村優(NEC)  13.立川理道(クボタ)  14.ビリアミ・ロロヘア(タスマン/NZ)  15.リアン・フィルヨーン(元南アフリカ代表)   
〔リザーブ〕
16.森太志(東芝)  17.三上正貴(東芝)  18.浅原拓真(東芝)  19.真壁伸弥(サントリー)  20.細田佳也(NEC)  21.トーマス・レオナルディ(元アルゼンチン代表)  22.矢富勇毅(ヤマハ発動機)  23.パエア ミフィポセチ(NTTドコモ)

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