女子 2016.03.15

太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ、今年は富士山裾野御殿場など4大会。

太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ、今年は富士山裾野御殿場など4大会。
オリンピックイヤーでサクラセブンズ・スコッドの選手たちの出場は
限られるが、熱戦が期待される。

 女子7人制ラグビーの国内サーキット大会「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ」が今年も開催されることとなり、3季目となる2016年度シーズンは、保土ケ谷大会(神奈川)、秋田大会、東京大会、富士山裾野御殿場大会(静岡)の4大会を実施することが発表された(3月14日)。

 大会フォーマットは基本的にはセブンズ・ワールドシリーズにならっておこなわれ、各大会12チームによる予選プール、決勝トーナメント形式で開催。参加チームは原則として、大学やクラブの単独チームとなっている。
 記者会見に出席した日本ラグビー協会、本城和彦 男女7人制ディレクターは「2日間、6試合戦うことにこだわっている」と言った。セブンズのスタンダードに多くの選手が慣れること、それだけの強度にすべてのチーム、選手たちが高いクォリティーで対応するために日々努力を重ねるようになる狙いがそこにはある。また、これまで同時に2人以内とされていた外国人枠が今季から撤廃され、何人でもピッチに立っていいことになった。より高いプレッシャーの中で戦う状況を作るためだ。同大会出場を希望する海外選手たちが多くいるという背景もある。

 今年、4大会すべてに出場するコアチームは、ARUKAS QUEEN KUMAGAYA WOMEN’S SEVENS RUGBY FOOTBALL CLUB、RKUラグビー龍ケ崎GRACE、石見智翠館高校、追手門学院大学女子ラグビー部、チャレンジチーム(単独参加できないチームの選手を中心に選抜したチーム)、東京フェニックスRC、名古屋レディース、日本体育大学ラグビー部女子、YOKOHAMA TKM、Rugirl-7の10チーム。
 2大会に出場する招待チームは、世田谷レディース、カ・ラ・ダファクトリーA.P.パイレーツ、北海道バーバリアンズディアナ、UNITED SeALsとなっている。

 参加チームには各大会の順位によってポイントが与えられ、4大会終了後には、ポイントの合計によりシリーズ優勝チームを決定する。また、来年度のシリーズ参加チームについては入替戦も導入して決める予定(今シリーズ後、別時期に実施予定)で、今シリーズの年間総合順位が9位〜14位のチームは入替戦に臨むこととなる。

 昨年の大会を制したARUKAS熊谷の竹内亜弥主将は、この大会が国内女子シーンのレベルアップに大きな役割を果たしていると話し、国内レベルの高まりが「(サクラセブンズが五輪で手にする)メダルの色が変わる」と話した。
 また、会見に参加した昨季上位チームの選手たちが決意を口にした。
「一丸となってコートを縦横無尽に走り回る」(昨季2位/東京フェニックスRC・山本久代副将)
「今年は100倍強くなっています」(昨季3位/追手門学院大・福島わさな主将)
「昨年多かった怪我人も戻りました。オリンピックイヤーで集大成の年。頑張ります」(昨季4位/Rugirl-7・藤?朱里主将が出席)
 多くの地域から大会開催に関しての誘致があり、今季第4戦は静岡・裾野市で初めて開催されることになった。

■太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ 2016

第 1 戦【保土ケ谷大会】
日時:2016 年 4 月 23 日(土)、24 日(日)
場所:神奈川県立保土ケ谷公園ラグビー場

第 2 戦【秋田大会】
日時:2016 年 5 月 14 日(土)、15 日(日)
場所:あきぎんスタジアム

第 3 戦【東京大会】
日時:2016 年 6 月 4 日(土)、5 日(日)
場所:秩父宮ラグビー場

第 4 戦【富士山裾野御殿場大会】
日時:2016 年 6 月 11 日(土)、12 日(日)
場所: 裾野市運動公園陸上競技場

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