海外 2016.02.25

サンウルブズ出陣だ! 堀江、大野ら強力メンバーでライオンズに挑む

サンウルブズ出陣だ! 堀江、大野ら強力メンバーでライオンズに挑む
37歳のファイター。大野均が身体を張ってサンウルブズを鼓舞する(撮影:松本かおり)
 いよいよサンウルブズのスーパーラグビー挑戦が始まる。昨年のワールドカップでベスト4を独占した南半球強豪国、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチンのトッププレーヤーたちがひしめく、世界で最もタフなリーグに初参加し、日本だけでなくアジアのラグビーファンの期待も背負って戦うのだ。参戦するのは18チームで、レギュラーシーズンは2月26日から7月16日までの長丁場。1チームあたり15試合をおこない、サンウルブズは南アフリカグループのアフリカカンファレンス1に入って上位進出をめざす。
 歴史的第1戦は2月27日(土/13時15分キックオフ)、東京・秩父宮ラグビー場で南アのライオンズと対戦する。その試合登録メンバーが発表された。
 サンウルブズの先頭に立つのは、かつてメルボルン・レベルズに在籍してスーパーラグビー出場経験があるキャプテンのHO堀江翔太。昨年のワールドカップで3勝の快挙を遂げた日本代表のキーマンのひとりであり、パナソニックでトップリーグ3連覇を果たしてMVPにも輝いたこの男を中心に、勝利をめざす。
 日本代表歴代最多キャッパーのLO大野均も先発で、同じくワールドカップで英雄となったWTB山田章仁、SH日和佐篤、CTB田村優、CTB立川理道、PR稲垣啓太もスターティングメンバーに名を連ねた。PR三上正貴、HO木津武士、LO真壁伸弥はベンチで待機する。
 司令塔は、クルセイダーズとハリケーンズでスーパーラグビーを戦ったことがあり、サントリーで7年間プレーしてきたサモア代表のSOトゥシ・ピシが務める。先発15人のうち6人が外国出身選手であり、海外と日本のラグビーをよく知るピシにはコミュニケーション面でも期待がかかる。
 3番は日本代表キャップ保持者の垣永真之介。11番はセブンズで国際舞台を経験している笹倉康誉が任された。
 なお、サンウルブズの事業運営をおこなう一般社団法人ジャパンエスアールによれば、この試合の一般販売の観戦チケットは前売りで販売予定枚数に達したため、当日券の販売はないとのこと。満員のスタジアムでエキサイティングなショーが幕を開ける。
<ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズ>
1.稲垣啓太(パナソニック)  2.堀江翔太(主将/パナソニック)  3.垣永真之介(サントリー)  4.ティモシー・ボンド(前ベイ・オブ・プレンティ/NZ)  5.大野均(東芝)  6.リアキ・モリ(前ブルーズ/NZ)  7.アンドリュー・デュルタロ(アメリカ代表)  8.エドワード・カーク(前レッズ/豪州)  9.日和佐篤(サントリー)  10.トゥシ・ピシ(サントリー)  11.笹倉康誉(パナソニック)  12.田村優(NEC)  13.立川理道(クボタ)  14.山田章仁(パナソニック)  15.リアン・フィルヨーン(元南アフリカ代表)   
〔リザーブ〕
16.三上正貴(東芝)  17.木津武士(神戸製鋼)  18.山本幸輝(ヤマハ発動機)  19.真壁伸弥(サントリー)  20.細田佳也(NEC)  21.茂野海人(NEC)  22.デレック・カーペンター(トヨタ自動車)  23.山下一(豊田自動織機)

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