海外
2016.01.19
元NZ代表のティアティアとメイジャー、サンウルブズのコーチ就任へ
ハリケーンズのスターだったフィロ・ティアティア氏(Photo: Getty Images)
スーパーラグビーに初参戦するサンウルブズ(日本チーム)のコーチングスタッフに、元オールブラックスのフィロ・ティアティア氏(44歳)とネイサン・メイジャー氏(37歳)が加わることが明らかになった。
19日、『TVNZ』など複数のニュージーランドメディアが報じており、オールブラックスのFL/NO8として2キャップを持つティアティア氏がFWコーチに就任し、クルセイダーズのCTBとしても活躍したメイジャー氏はディフェンスを担当することになりそうだ。
ティアティア氏はトヨタ自動車ヴェルブリッツでもプレーし、サンウルブズのマーク・ハメット ヘッドコーチとは、ニュージーランド代表でチームメイトだった。選手時代の晩年を過ごしたオスプリーズ(ウェールズ)でコーチとしてのキャリアをスタートし、2012年から3シーズン、トヨタ自動車のヘッドコーチを務め、日本代表のスポットコーチとしても指導したことがある。本人は、現職のスコッツカレッジ(ウェリントン)監督を退任してサンウルブズに加わることを認めている。
メイジャー氏はカンタベリーとクルセイダーズでハメット氏と一緒にプレーし、スーパーラグビー優勝を知る男だ。オールブラックスではキャップこそ獲得できなかったものの、2001年の欧州遠征でミッドウィークマッチに出場している。昨季は指導者としてU19カンタベリー代表を国内優勝に導いたメイジャー氏。サンウルブズのコーチ就任について母国メディアのインテビューに答え、「2019年ワールドカップに向けた日本ラグビー強化の一部にかかわることを楽しみにしている。サンウルブズのスーパーラグビー参加はすばらしい機会であり、大きな挑戦。私も興奮している」と語っている。
サンウルブズは日本選手権終了後、2月上旬に全員が集まって本格的に始動する予定。歴史的第一戦(対ライオンズ)は、2月27日に東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれる。
クルセイダーズでプレーしていた頃のネイサン・メイジャー氏(Photo: Getty Images)