国内 2015.12.26

東芝、近鉄、NTTコムが8強トーナメント進出! サントリーは優勝争い脱落

東芝、近鉄、NTTコムが8強トーナメント進出! サントリーは優勝争い脱落
東芝とサントリーの激闘(撮影:松本かおり)
 ジャパンラグビートップリーグは26日、リーグ戦の最終節8試合が各地でおこなわれ、混戦状態が最後まで続いたグループAでは東芝、近鉄、NTTコミュニケーションズがLIXIL CUP(グループA・Bの1〜4位、計8チームによる順位決定トーナメント)進出を決めた。前節までに各グループのトップ4が確定していたパナソニック(グループA)、ヤマハ発動機、神戸製鋼、トヨタ自動車、キヤノン(以上、グループB)も1月9日から始まるLIXIL CUPに出場する。過去3回の優勝戦績を持つサントリーはリーグ最終戦で東芝に14-25で敗れ、グループAの5位に転落して優勝争いから脱落した。
 東京・秩父宮ラグビー場に2万5164人もの大観衆を集めておこなわれた東芝とサントリーのライバル対決。前節終了時点でグループAの2位だった東芝と同3位のサントリーだったが、同組4位・NTTコム、5位・近鉄との勝点差はほとんどなく、絶対に勝たなければならない一戦だった。
 PGで先制した東芝は前半8分、敵陣でのスクラムで優勢となり、SH小川高廣がショートサイドを攻めて前方にキック、これをWTB大島脩平が確保してインゴールで押さえ、追加点を挙げた。18分にはスクラムでペナルティトライをものにし、17-0とリードを広げた。
 サントリーは23分、この試合でリーグ戦通算100試合出場となったSO小野晃征がトライを挙げて7点を返したが、東芝は32分にPGで再びリードを広げ、36分にはFL山本紘史やWTB大島などが突進してCTB増田慶介がきっちりフィニッシュし、25-7で折り返した。
 後半、何度がゴールに迫ったサントリーだが、ハンドリングエラーやアクシデンタルオフサイドなどで得点できず、72分にはSOトゥシ・ピシが抜けてサポートしたWTB江見翔太が敵陣22メートルライン内に入ったが、日本代表主将でもある東芝のNO8リーチ マイケルがワールドカップを思い出させるようなナイスタックルで阻止した。73分のトライチャンスではWTB長友泰憲がノックオン。フルタイムを報せるホーンが鳴るなか、サントリーはWTB長友がようやくトライを決めたものの、11点差で敗れてボーナスポイントも獲得することはできなかった。
 愛知・パロマ瑞穂ラグビー場では、同じく14時キックオフで近鉄×NTTコミュニケーションズの直接対決がおこなわれ、前節終了時にグループA5位と厳しい立場だった近鉄が20-18で逆転勝ちした。
 前半はNTTコムが優勢だった。3点を追う前半23分、ゴール前のラックからHO須藤拓輝が突っ込み、逆転。28分には左への展開から大外にいたFL金正奎が走り切り、連続トライを挙げた。近鉄は35分にFB高忠伸が抜け出して点差を詰めたが、前半終了前にNTTコムがPGを決め、10-15、近鉄は5点ビハインドで折り返した。
 後半は、早々にショットを決められ8点差とされた近鉄だったが、ラスト30分は敵陣でアグレッシブに攻め続け、相手にプレッシャーをかけ続けた。64分にPGで再び5点差とすると、70分には敵陣22メートルライン内に入ってテンポよく攻め、右へ展開、切り込んだWTBアンドレ・テイラーがタッチライン沿いで粘ってFB高につなぎ、同点トライ。SO重光泰昌のコンバージョン成功で逆転した。
 NTTコムは77分に敵陣10メートル付近でのスクラムでPGチャンスを得たが、ベンチに退いていたSOエルトン・ヤンチースに代わってキッカーを務めたFB小倉順平が右に外し、結局、近鉄が20-18で歓喜の瞬間を迎えた。
 勝った東芝はグループAの2位、近鉄は同3位が確定(1位はパナソニック)。敗れたNTTコムだが、7点差以内の敗戦だったためボーナスポイント1を加えて総勝点でサントリーを上回り(NTTコム総勝点22、サントリー総勝点21)、LIXIL CUP進出となった。サントリーは下位トーナメントに進むこととなり、チーム史上ワーストの9位以下が確定した。
 グループBの上位勢の直接対決は、ヤマハ発動機がキヤノンを33-19で下し、前節までトップだった神戸製鋼はトヨタ自動車に25-32で敗れている。
 各グループの順位が決まり、LIXIL CUP1回戦の対戦カードはパナソニック(A1位)×キヤノン(B4位)、近鉄(A3位)×神戸製鋼(B2位)、東芝(A2位)×トヨタ自動車(B3位)、NTTコム(A4位)×ヤマハ発動機(B1位)となった。

Kin

NTTコムに逆転勝ちして歓喜の近鉄選手たち(撮影:見明亨徳)
<リーグ戦 最終・第7節 結果>
・クボタ 34 – 22 リコー
・パナソニック 64-5 Honda
・サントリー 14-25 東芝
・近鉄 20-18 NTTコム
・キヤノン 19-33 ヤマハ発動機
・豊田自動織機 70-17 コカ・コーラ
・神戸製鋼 25-32 トヨタ自動車
・NTTドコモ 14-14 NEC
<LIXIL CUP 組み合わせ>

l

<9〜16位決定トーナメント 組み合わせ>

9

PICK UP