セブンズ
2015.11.08
男子セブンズ日本代表、準決勝も完封で突破。リオ五輪へ、あと1勝。
先制トライを奪ってチームに勢いを与えた松井千士。(撮影/松本かおり)
43-0。これで5戦連続完封勝ちだ。リオ五輪の男子セブンズ・アジア予選(11月7日、8日/香港)のプールAを4戦全勝、同組トップでカップトーナメント(1-4位決定トーナメント)に進出した男子セブンズ日本代表は、その「負けたら終わり」のステージに入ってもスリランカに完封で大勝。決勝戦への進出を決めた。同トーナメントのもう1試合の準決勝で韓国に19-10で勝った香港と、リオ五輪アジア代表出場権を懸けて決勝で戦う(8日 18:20/現地時間)。
日本は先制パンチで勝利を引き寄せた。試合開始直後の40秒。右側タッチでのラインアウトから大きく左に展開し、松井千士にボールを託す。松井はディフェンダーをスピードで置き去りにして、先制トライを挙げた。
これでスリランカの出鼻を挫いた日本は、最後まで試合の流れを渡さなかった。2分過ぎにトゥキリ ロテ ダクラアコがトライを追加すると、3分50秒過ぎには羽野一志のターンオーバーからふたたび松井がトライ。合計7トライの快勝だった。
決勝の相手・香港は、スタンドからの大声援を受けて躍動。韓国とのセミファイナルをハードに戦って粘る相手を突き放していた。決勝戦時も、大声援が地元チームをサポートするだろうが、日本には長く、ハードなトレーニングに取り組んできた自信と、深い絆がある。思い焦がれてきた五輪への出場権を手にするまで、あと1勝。ビッグゲームに注目を。