セブンズ
2015.11.07
サクラセブンズ、リオ五輪予選2試合目も大勝。中国は香港に敗れる。
いつも体を張ったプレーをする兼松由香。スリランカ戦より。
(撮影/松本かおり)
(撮影/松本かおり)
緊張の初戦をなんとか乗り切って、サクラセブンズがのびのびと走った。試合が始まってすぐ桑井亜乃がトライを奪うと計8トライ。リオデジャネイロ五輪の女子7人制ラグビーアジア予選、第1戦・香港大会での2試合目は、スリランカに48-0の大勝だった
手堅く試合を進め過ぎた初戦、カザフスタン戦の反省から、この試合はダイナミックにボールを動かした。何度も走り、チャンスを生んだ山口真理恵は、「初戦はショート(パス)で何度も前に出る自分たちの強味で戦おうと思ったが、パワーのあるカザフスタンには阻まれた。もっと相手を考えてやらなければいけなかった。だからこの試合は、これも自分たちの強味である、グラウンドを大きく使ったラグビーをやろう、と」。浅見敬子ヘッドコーチも「(防御の)ウラに出てつなぎ、トライをとる日本のスタイルも出た」と合格点を与えた。
日本×スリランカの次戦、香港×中国では香港が5-0で優勝候補に勝つ金星を挙げてスタジアムを沸かせた。サクラセブンズは初日の第3戦(11月7日の日本にとっての最終戦)で、その地元のヒロインたちと戦う。勢いに乗る香港に勝てば、サクラセブンズが勢いを得て2日目に迎えることになる。そして、オリンピックが少しずつ近づいてくる。