W杯激闘で疲労困ぱいのリーチ　7人制の五輪アジア予選参加を辞退

　来年のリオデジャネイロオリンピック出場権をかけ、来月7日と8日にセブンズ（7人制ラグビー）のアジア予選が香港で開催されるが、直前合宿の参加予定メンバーに選ばれていたリーチ マイケル（東芝ブレイブルーパス）はコンディション調整が不十分のため、合宿および大会への参加を辞退した。27日、日本ラグビー協会が発表した。

　2014年に韓国でおこなわれたアジア競技大会で男子セブンズ日本代表の大会3連覇に大きく貢献し、次のセブンズ挑戦にも意欲を見せていたリーチだが、15人制の日本代表主将、そして中心選手としてワールドカップの激闘を終えたばかりであり、疲労が心配されていた。アジア代表としてリオ五輪出場権を獲得できるのはわずか1チームであり、最強メンバーで臨みたい男子セブンズ日本代表だが、リーチは、11月14日にはトップリーグ開幕を控えており、国内シーズンが終わるとすぐにチーフス（ニュージーランド）に合流して世界最高峰リーグのスーパーラグビーに出場しなければならず、いまは休養が必要な時期であり、今回の五輪予選は不参加となった。