ワールドカップ 2015.10.25

NZ代表マコウ主将、決勝出場停止の可能性 南ア選手にひじ打ち?

NZ代表マコウ主将、決勝出場停止の可能性 南ア選手にひじ打ち?
ニュージーランドの英雄、リッチー・マコウ(Photo: Getty Images)

 死闘となった南アフリカ代表との準決勝を20-18で制し、ラグビーワールドカップ連覇に王手をかけたニュージーランド代表だが、主将のFLリッチー・マコウは10月31日に英国・トゥイッケナムでおこなわれる決勝には出場できないかもしれない。

 準決勝の前半21分すぎ、マコウはラックに向かって突進した。相手FLフランソワ・ローがボールを奪取して別の選手に渡したため、次のプレーに移ろうとしてローの横を走り抜けようとしたのだが、その際、マコウのひじがローのひたいに当たったようなシーンがあったのだ。故意のひじ打ちはなく、マコウの腰あたりがアクシデントでローの肩と接触しただけのようにも見えたが、マコウはサイティング・コミッショナーから召喚される可能性があり、最悪の場合は決勝の出場停止も考えられる。

 世界最多のテストキャップホルダー(147)であるマコウは、来週末の決勝舞台に立つことができれば、イングランドのレジェンドPRジェイソン・レナードが持つワールドカップ最多試合出場記録(22)に並ぶ。そして2大会連続で栄冠を掲げることができれば、史上初の快挙だ。
 現在、34歳。ワールドカップ後の進退はまだ明らかにしていないが、一週間後に大仕事が終わったら、引退するのではないかと言われている。

PICK UP