チーターズからまた人気選手流出…　ヘンドリクスはストーマーズへ

　スーパーラグビーのストーマーズは15日、南アフリカ代表のスピードスターであるチーターズのWTBコーナル・ヘンドリクス（27歳）と来季からの2年契約を結んだと発表した。ヘンドリクスはストーマーズが本拠地とするウェスタン・ケープ州出身。

　2013年に東京セブンズやワールドカップ・セブンズで活躍し、南ア最優秀セブンズプレーヤーに選ばれたヘンドリクスだが、2014年から15人制に本格的参戦するようになり、同年6月にスプリングボックスデビュー。テストマッチ11試合に先発出場し、5トライを挙げるなど、南アでいま最も爆発力があるランナーのひとりといわれている。

　今年のスーパーラグビーで南ア・カンファレンスを制しながらもプレーオフ1回戦で敗退したストーマーズにとって、南ア代表WTBヘンドリクスの獲得は悲願の初優勝へ向けて大きな戦力補強となる。一方、資金力が弱いチーターズは、ヘンドリクスだけでなく、FBヴィリー・ルルー、SO/FBジョー・ピーターセン、PRコーニー・ウーストハイゼン（いずれもシャークス移籍）といった中心選手も流出が決まっており、来季も厳しいシーズンが予想される。