女子 2015.04.06

石見智翠館が高校選抜女子セブンズ3連覇! 福岡レディースとの再戦を制す

石見智翠館が高校選抜女子セブンズ3連覇! 福岡レディースとの再戦を制す

1

胴上げされる石見智翠館の辰己主将(撮影:菅原淳)

 4月5日、第4回全国高校選抜女子セブンズが埼玉・熊谷ラグビー場でおこなわれ、石見智翠館がカップ決勝戦で福岡レディースを24-14と破り、3連覇を達成した。

 全国から12チーム出場。4組に分かれての予選リーグを経て、1位通過がカップトーナメントの頂点を競ったが、進出した4チームとも予選リーグを圧勝で力の違いを見せてきた。特に、昨年の決勝戦を争った石見智翠館は2試合で13トライ、福岡レディースも16トライを奪うと、カップ準決勝も終始主導権を握り再戦が決まった。

 決勝戦は石見智翠館がループなどのムーブを織り交ぜながら、相手防御を引き寄せてから外勝負に徹する。5分には黒木理帆がトライ、黒川碧が難しい角度のゴールを決めて19-0と引き離す。後半も先に石見智翠館がトライを奪い24-0。終盤、福岡レディースの反撃を2トライに抑えて24-14、歓喜のノーサイドを迎えた。

「辰己(千亜希)主将を中心に我慢強く、身体作りから手を抜かない。その成果が出せた。まだ完成には程遠いですが、いいスタートをきれました」と石見智翠館の磯谷竜也監督。

 今後は、4月29、30日に福岡でおこなわれるサニックスワールドユース女子セブンズ、夏に菅平で開催予定のコベルコカップの3冠が目標。現時点ではフィジカル面で力強さを披露したが、その長所を生かしながらもさらに攻守での進化を目指す。

(文:福田達)

2

福岡も終盤に反撃したが、前半の貯金を守った石見。前に出る意欲の差が出た
(撮影:菅原淳)
<予選リーグ結果>

pool

<カップ(予選リーグ1位チーム トーナメント)>
【カップ1回戦】
・福岡レディース 32−0 神戸甲北高校
・石見智翠館高校 21−7 神奈川県チーム

【カップ3位決定戦】
・神奈川県チーム 31−0 神戸甲北高校

【カップ決勝】
・石見智翠館高校 24−14 福岡レディース

<プレート(予選リーグ2位チーム トーナメント)>
【プレート1回戦】
・北海道・関東選抜 32−14 千葉県チーム
・近畿選抜 36−0 九州選抜

【プレート3位決定戦】
・千葉県チーム 26−5 九州選抜

【プレート決勝】
・近畿選抜 17−15 北海道・関東選抜

<ボウル(予選リーグ3位チーム トーナメント)>
【ボウル1回戦】
・北信越選抜 28−12 東海大翔洋・朝明・名古屋レディース
・東北選抜 36−0 徳島セブンフェアリーズ

【ボウル3位決定戦】
・東海大翔洋・朝明・名古屋レディース 15−0 徳島セブンフェアリーズ 

【ボウル決勝】
・北信越選抜 19−5 東北選抜

PICK UP